シミュレーションは、製品の設計から製造、保守運用にいたるプロダクト・ライフサイクル全体においてその重要性を増しています。その製品が実世界でどのように機能するかを検証し、事前に予測することで、エンジニアは開発期間の短縮、製造コストの削減、品質向上、リスク軽減、運用の最適化を実現することができます。
Ansys Simulation World 2023 – Japan では、シミュレーションの力を活用してビジネスに変革をもたらすような取り組みをされている企業様の事例を多数紹介しています。
ここでは、2社の事例を対談形式でご紹介します。
デジタル技術の活用にも積極的に取り組み、高い変化対応力を備えるオムロンが、今シミュレーションを活用して開発プロセスを効率化し、エンジニアが本来なすべき取り組みに集中できるよう体制を整えている。同社は研究開発のさらなる進化を目指し、クラウド上でシミュレーションを活用できる環境を構築した。本記事では、オムロンで開発環境整備に取り組む津田学氏、クラウドを提供するアマゾン ウェブ サービスジャパン合同会社(以下 AWS)の舛重国規氏、シミュレーション技術を提供するアンシス・ジャパン株式会社(以下Ansys)の柴田克久氏に、クラウドベースのシミュレーション導入のメリットやオムロンでの導入による成果、そしてAWSとAnsysがコラボレーションすることで実現できる価値について話してもらった。
100年に一度の大変革期に突入している自動車業界。“モビリティカンパニー”への変革にチャレンジしているトヨタ自動車では、少量多品種、EV(電気自動車)化、コト創造といったモノづくりに求められるニーズに応えるため、エンジニアリングシミュレーション(*多くの企業ではComputer Aided Engineeringの略でCAEと呼ばれる。物理現象をコンピューター上に再現して、解析するツール。以降、シミュレーション)を活用した製品開発のリードタイム短縮と、その先のモノづくりDXに取り組んでいる。そのためにシミュレーションを効果的に扱える人財の育成が必要であったことから、新人エンジニアへのシミュレーション教育をスタートしたという。その取り組みについて、トヨタ自動車 素形材技術部 基盤開発室主任の小名国仁氏と、シミュレーションツール及び教育の知見を提供したアンシス・ジャパンの一宅透氏に語ってもらった。
アンシス・ジャパン株式会社は、シミュレーションが秘める巨大な力を紹介するグローバルイベント「Ansys Simulation World 2023 Japan」を11月22日に開催しました。
本イベントでは、変革をもたらすビジネス・アクセラレータとなるシミュレーション技術に焦点をあて、参加者の皆様により深く、より有意義なシミュレーション技術に触れていただく場をご提供します。
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