金融業界は、個人や企業の重要な情報や資産を管理する特性上、サイバー攻撃の大きな標的となっており、実際にさまざまなセキュリティインシデントやデータ損失といった憂き目に見舞われることが多い。サイバー攻撃の他にも、リモートワーク需要の高まり、クラウドテクノロジーへのシフト、FinTechやBig Techパートナーとの関係、負の遺産とされるレガシーなアプリケーション、金融事業を支えるITインフラのサポート、複数の取引先とのデータ共有、業界標準やコンプライアンスの順守など、金融業界はさまざまな課題を抱えている。ビジネスや業務上におけるサイバーリスクが増えるにつれ、適切なセキュリティ対策を取らなかった場合の風評被害リスクは非常に大きくなるだろう。
リモートワークを行う従業員と金融機関のネットワークとの接続も、これまで以上にセキュアな形で提供されなくてはならない。重要な企業資産管理や外部からのアプリケーションへのアクセス、Microsoft 365、Zoom、Slackといった業務アプリケーションやSaaSへのアクセスなど、ネットワークとセキュリティは非常に重要なものとなっている今、SD-WANを含むSASE(Secure Access Service Edge)がこれらの問題に対処する上で注目されている。金融機関のみならずネットワークおよびセキュリティを統合的にクラウドから提供し、ゼロトラスト戦略を実現する上で肝となるフレームワークである。
また、クラウドの中でもパブリッククラウドは、DXの一環でアプリケーション開発運用の場面で多く利活用されている。複数同時利用される場合が多いが、金融機関として野良クラウドのようなものはセキュリティ上放置しておくことはできず、継続的にパブリッククラウド上の構成情報、CI/CDパイプライン、そしてワークロード自体を監視していくことが必要となる。
上記課題を解決すべく、個別のポイントセキュリティソリューションを都度導入するが、セキュリティシステム自体も複雑化していくのが現状だ。さまざまな側面で直面しているセキュリティ脅威を軽減していくには、クラウドのテクノロジーを上手く活用し、またクラウドを保護していくことが必要となるだろう。本セミナーでは、金融業界におけるDX時代の働き方をはじめ、攻めのセキュリティ投資の一例として、パロアルトネットワークスのセキュリティソリューションの一部も紹介する。
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金融業界においてもデジタライゼーションやDXが進み、既存ビジネスの効率化や新規ビジネスモデルの構築がすすんでいます。既存プレイヤーの投資の拡大だけでなく新規プレイヤーの参入も増えており、今後も金融業界でのイノベーションの加速が進むことが予想されている一方で、デジタライゼーションが進むことの負の側面としてサイバー攻撃などのリスクも増加することとなるため、一層のサイバーセキュリティの強化が求められます。本セッションでは金融業界が現在直面しているサイバー脅威と今後求められる対策について解説します。
パロアルトネットワークス株式会社
日本担当最高セキュリティ責任者(Field CSO)
林 薫 氏
金融業界においてデジタルシフトが進み、その開発基盤としてコンテナを採用されるお客様が増えている一方で、コンテナ自身や運用の脆弱性を狙った攻撃も増加しているのが実情です。 コンテナのセキュリティ対策には、コンテナの運用特性やライフサイクル特性を踏まえたアプローチが必要で、ガイドラインに沿った運用がベストプラクティスであるとされています。 本セッションではコンテナに対するセキュリティガイドラインであるNIST SP800-190に沿ったコンテナセキュリティとPrisma Cloudによる実現のポイントについて解説いたします。
マクニカソリューションズ株式会社
技術部
野原 峰彦 氏
株式会社ジェーシービー(以下、JCB)では、キャッシュレス化の流れが加速する決済サービス市場に対応するために、Agilityあるビジネス開発を実現させるための「ビジネス構築高速化プロジェクト」を発足しました。当プロジェクトでは、これからの時代に必要なソリューションをCloud Native技術の活用かつSecurity性を兼ね備えた形で素早く世の中にリリースすることを目的としています。 本セッションでは、当プロジェクトで活用しているCloud Native技術とSecurityの両立に対する様々な取り組みについてご紹介いたします。
株式会社ジェーシービー
デジタルソリューション開発部 DXテックグループ 主査
平松 淳也 氏
昨今、金融業界においてもDXが着実に進む中で、特にクラウドシフトについては以前より積極的に取り組んでおられるお客様も多く、この領域については金融業界がリードしていると言っても過言ではありません。DXを実現するために取り組むべきポイントは複数存在しますが、SASEもクラウドと同様にDXを加速させるための大きな柱の1つとなります。今回のセッションでは、これまでのシステム基盤をSASEによって抜本的に変革する具体的な方法について説明します。
パロアルトネットワークス株式会社
技術本部 SEマネージャー
黒瀬 史規 氏
デジタル庁が重点課題に掲げる「企業間の取引におけるデジタル化推進」は、2023年のインボイス制度導入、2024年のPSTNの廃止、2026年の約束手形の廃止といった電子化促進の契機に合わせ、短期的にはシステム間の連携のための標準化、中長期的には企業間取引のデータを活用した経営DXの進展やビジネスの創出を目指します。様々な取り組みの先にどのような新しい金融ビジネス像を描いているか、紹介します。
デジタル庁 兼 独立行政法人情報処理推進機構 プロジェクトマネージャ
大久保 光伸 氏
FinTech分野において官民連携を担うパラレルワーカー。金融持株会社ではCTOとしてデジタル戦略を担当し銀行APIの利活用による新規ビジネス開発とオープンイノベーションを推進してきた。一方ではプロボノ活動でFinTechスタートアップへのメンタリングやパブリックセクターへの提言、海外FinTech業界団体との連携等により金融イノベーションのエコシステム形成に携わる。東京都外国企業誘致事業(フィンテックビジネスキャンプ)メンター、総務省Code for e-Gov構成員など歴任。2019年から内閣官房 政府CIO補佐官として財務省と外務省を担当。2021年から現職。
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