S4 CapitalのデジタルサービスブランドであるMedia.Monksは、グローバルにおけるマーケティングや広告分野での創造的および戦略的な専門知識を有している世界的企業だ。そんな同社であるが、2024年1月30日、CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)を提供するティーリアム・ジャパンとのパートナーシップを結び、日本市場においてTealiumのCDPの販売・導入支援を行うこととなったと発表した。Media.MonksとTealium、グローバル企業2社のシナジーは、どのような価値を生み出すのだろうか。Media.Monksの高野 正臣氏に話を伺った。

Media.MonksとTealiumのタッグが、ついに日本市場に進出

―貴社の事業について教えてください。

Media.Monksは、イギリスに本社を置くS4Capitalのデジタルサービスブランドです。メディア、データ、ソーシャル、ユーザーエクスペリエンス、ブランド、テクノロジーサービスなどの多様なソリューションを組み合わせ、各分野の専門性に特化した人材と、最先端のAI技術を活用することで、効率的かつ迅速にサービス提供できる体制を整えており、多くの企業様へデジタル領域のコンサルテーションを行っています。このようにデジタルマーケティングやブランド/コンテンツ、テクノロジーサービスに特化したコンサルテーションを提供している会社ですので、コンサルティングファームや広告代理店とは違ったユニークなポジションにあるといえるでしょう。

その中において、私は日本のデータ事業の責任者として、主に日本企業へデータ利活用の支援をしています。

(写真)取材に応じるMedia.Monks 高野氏

Media.Monks 高野 正臣氏

―貴社は今年1月にTealium認定パートナーとなることを発表されました。日本市場におけるパートナーシップを締結した背景について教えてください。

もともと当社とTealiumとが、グローバルでのパートナーシップを締結していたことが大きいです。グローバルでのパートナーシップがあることによって、社内の情報連携や日本市場での取り組みへの理解もスムーズに行えています。また、私自身が前職でもTealiumを扱っていた経験があり、Tealiumに対する評価が高かったこともあります。こうした理由から、日本市場においてTealiumを使ったサービス提供をしていくことに前向きでした。

―高野さんが考える、Tealiumの CDPの魅力とは。

現在は、グローバル/ローカルサービス含めて、数多くのCDPサービスがありますが、Tealiumはその中でも、企業内で運用しやすいCDPなのではないかと思います。当然ながら、サービスへの理解や使い方を習得する必要はありますが、管理画面がしっかり作られているため、自社内の担当者でターゲットセグメントの作成から施策実行まで運用しやすいCDPになっていると思います。

また、Tealiumの得意とするリアルタイムでのターゲティングやユーザープロファイルの更新なども非常に魅力的です。実は私自身も、数年前までは「実際にリアルタイムでのマーケティング施策の実行がそこまで必要なのか」と思っていました。しかし、ユーザー目線でも多くの企業がユーザーのアテンション(注目度)を取り合っている今の世の中においては、いかに鮮度高くユーザーを把握・理解し、適切な情報をユーザーにタイムリーに届けるかが重要になっていると思われます。

グローバルカンパニー2社のシナジーがもたらす価値

―Media.Monksの強みとTealiumのソリューションが組み合わさることで、どのような相乗効果が生まれるのでしょうか。

Media.Monksの強みはやはりグローバルスケールにあるでしょう。Tealiumとはお互いグローバル同士で連携することで、多くの企業のご支援ができるのではないかと思っています。

グローバルスケールを活かすことで、日本国外に本社を置く企業の、日本でのTealium導入・活用のご支援もできますし、逆に日本に本社を置く企業がグローバル進出する際にも、海外でのマーケティング支援をすることができます。事業のグローバル化が進む中で、本社主導のガバナンスを活かしながら、ローカル法人に対して現地支援をする。そんなユースケースが一番わかりやすく、シナジーを活かせるのではないかと思われます。

もちろん、日本国内のみで活用したい企業についても、弊社のグローバルネットワークで蓄積したノウハウなどを活かして支援できると思っています。

―日本での展開において、Tealiumに期待したいことは。

すでにTealium側での取り組みが進んでいるとは聞いていますが、ローカルのプラットフォームサービスへのコネクタへの対応を引き続きお願いしたいと思います。

数年前に比べて、主として使うプラットフォームサービスは集約されてきていると思います。日本国内は特にそうですが、各国や地域独自に展開しているプラットフォームサービスへTealiumがシームレスにデータをコネクトできることは、非常にありがたいことです。コネクタを独自に開発してもよいのですが、開発する以上、保守も必要となるため、その点をCDPベンダーが担ってくれると非常に助かります。

また、生成AIを活用したコマンド・プロンプトによりオーディエンスからコネクタ接続までを自動生成してくれると、運用フェーズにおいてはより手離れがよくなるのではないかと期待しています。

―Tealiumとのシナジーを活かして、今後顧客にどのような価値を提供していきたいですか?

大きくは2点あります。ひとつ目は、前述したグローバルスケールによるデータ管理と活用です。Tealiumを使えば、まず本社でデータ収集から管理までのガバナンスができます。活用する際は各国のマーケット事情を考えなくてはいけませんが、それもTealiumを活用すれば、その国に合わせたデータ活用ができるフレームワークの作成や提供が可能になります。こうしたグローバルマーケットでの支援をどんどん行っていきたいですね。

そしてもうひとつは、Tealiumを中心としたデータ収集・管理・活用までのインハウス(内製化)支援です。私が所属しているMightyHiveは、メディア&データ・テクノロジーサービスを提供しており、企業のインハウス支援を得意としています。Tealiumを活用して、企業1社1社が顧客データ活用を加速できるよう、支援をしていきたいですね。

―ありがとうございました。

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[PR]提供:Tealium Japan