フォーティネットジャパン合同会社(以下、フォーティネット)が主催する国内最大級のカンファレンス「Fortinet Accelerate Japan 2026」が、3年ぶりに開催される。最新のセキュリティ動向やソリューション、導入事例が一堂に会する本イベントにGOLDスポンサーとして出展するのが三井情報株式会社(以下、三井情報)だ。本稿では、イベントの概要に触れつつ、“脱SSL-VPN”とセキュアアクセス基盤を軸とした三井情報ブースの注目ポイントを紹介しよう。

  • (画像)フォーティネット社と三井情報社のロゴ

3年ぶりの開催、国内最大級のセキュリティカンファレンス

サイバーセキュリティを取り巻く環境は、日々刻々と変化している。昨日まで有効だった対策が瞬く間に過去のものとなる時代において、求められているのは単なる防御ではなく、強固な「ネットワーク」と進化し続ける「セキュリティ」の融合によって生まれる、変革を加速させる力である。

こうした背景のもと、フォーティネットが主催する国内最大級のカンファレンス「Fortinet Accelerate Japan 2026」が、3年ぶりに開催される。最新のセキュリティ動向やソリューション、実務に直結する知見や導入事例を共有する場であり、ユーザーとパートナーが立場を越えてつながる一日となる。開催地は東京と大阪の2会場で、東京は 7月10日(金)にANAインターコンチネンタルホテル東京、大阪は 8月28日(金)に梅田サウスホールで実施される。

イベントでは、基調講演やブレイクアウトセッション、ブース展示、ネットワーキングといった盛りだくさんなコンテンツが提供される。そこではSASEやゼロトラスト、OTセキュリティといった、今まさに検討が進むテーマが取り上げられ、単なる製品紹介にとどまらず、導入や運用の現場で得られたリアルな知見に触れられる点が大きな特長だ。メーカーやディストリビューター、大企業のセキュリティトップや専門家による講演や、展示ブースでのコミュニケーションを通じて最新情報を直接得られる、貴重な機会といえるだろう。

GOLDスポンサー・三井情報が示す「脱SSL-VPN」という解

この一大カンファレンスに、数あるパートナーのなかでも、GOLDスポンサーとして出展するのが三井情報である。同社はディストリビューターとして、フォーティネット認定パートナーと連携しながらエンドユーザーへの提案を推進しており、本イベントにおいても来場者から最新のセキュリティニーズに耳を傾けつつ、それに対してどのような価値を提供できるかを提案していくという考えだ。豊富な導入実績を持つ専門のテクノロジーチームが総出で来場者対応に当たるなど、単なる製品説明にとどまらない、技術者ならではの知見に触れられるとともに、自社に最適なアドバイスを得られることが、三井情報ブースの大きな魅力となっている。

そのブースが展示の軸に据えるのが、“脱SSL-VPN”とセキュアアクセス基盤というテーマだ。リモートワークが広く普及するなか、社外から社内リソースへ安全にアクセスする手段として、SSL-VPNが多くの企業で使われてきた。しかし近年、その脆弱性を突いた攻撃が増加しており、リスクが無視できないものとなっている。こうした状況を受け、フォーティネット自身も“脱SSL-VPN”を提唱している。

では、SSL-VPNから脱却した先に何を選ぶべきか。現在では、従来のVPN方式の延長としての「IPsec VPN」に加え、よりセキュアなアクセス制御を実現する「ZTNA」といったアプローチが注目されている。三井情報のブースでは、これらのアプローチを実現するソリューションとして、「FortiSASE」および「FortiClient Cloud」を紹介する。

段階的にゼロトラストへ近づける「FortiSASE」

「FortiSASE」は、フォーティネットがクラウド経由で提供するSASE(Secure Access Service Edge)ソリューションだ。リモートワーク環境下でも、社内LANと同等のセキュリティを一元的に提供する。アクセス方式としては、VPNだけでなくZTNAにも対応している。

  • (画像)FortiSASE製品概要

    FortiSASEの製品概要

最大の特徴は、その柔軟な導入モデルにある。全ての通信がクラウドにアクセスする従来型のSASEとは異なり、「FortiSASE」であれば、本社や拠点はフォーティネットのアプライアンス「FortiGate」で構築した既存のネットワークを活かしつつ、リモートワークのユーザーのみをクラウドへ通信させるような、段階的にゼロトラストへ近づけていくというアプローチも可能となっているのだ。このように“ハイブリッドSASE”としてネットワークの負荷を分散させることで、オフィスでもリモートでも快適に業務を進められる環境を実現できるのも、「FortiSASE」の大きな強みとなっている。

とりわけ、すでにフォーティネット製品を利用している企業にとっては、同じFortiOSベースの製品であるという共通点がありUIも近しいため、技術習得が容易であるところも見逃せない。また、ライセンス体系はユーザー数に応じたシンプルな設計となっており、自社の規模に応じて選択しやすい点も特長といえる。他社製品では、機能ごとにオプションライセンスが必要となったり、通信量に応じた従量課金が発生したりするケースもあるが、「FortiSASE」においてはスタンダードライセンスの中に基本的なSSE機能が含まれており、通信量の制限もない。そのため、追加機能の選定に過度に時間をかけることなく、導入・運用を開始できる点も魅力的なポイントだ。

実際、要件によってはスタンダードライセンスで十分に対応できるケースも多く、上位ライセンスはより高度な要件に応じて選択される位置づけとなっている。こうしたシンプルなライセンス体系により、導入時の判断や運用負荷を抑えつつ、コスト面でも導入しやすい点が評価されている。

さらに、FortiGuard Labsの提供するAIを活用して作成されたシグネチャは、FortiOSベースの製品に共通して使用されており、日々進化するサイバー犯罪や高度なマルウェアに対しリアルタイムでプロアクティブな防御を実現する。

こうした数多くの優位性のある「FortiSASE」を三井情報では積極的に提案しており、国内での導入実績も豊富だ。公的機関から民間企業まで幅広く採用されており、なかには一つの部署で導入したところ、使いやすさが評価され、他部門への横展開を見据えている企業もあるという。

ハードウェア不要でリモートアクセスを一元管理する「FortiClient Cloud」

もう一つの注目ソリューションが「FortiClient Cloud」である。これは、VPNクライアントアプリ「FortiClient」を一元管理するためのクラウドサービスだ。管理サーバーをクラウドで提供し、各端末へのプロファイル配信やセキュリティ状態の監視を可能にする。ハードウェアを必要とせず、クラウドから管理できる点が大きな特徴となっている。

その利点は、運用管理の負荷軽減に表れる。たとえば、リモートワークの拡大によって100台規模のPCがそれぞれVPNで社内リソースにアクセスするような状況では、端末ごとの接続設定が必要となり、問い合わせ対応も煩雑になりがちだ。しかし「FortiClient Cloud」であれば、インストーラーを一括配布して機能を有効化でき、導入後もVPNのポリシー設定や脆弱性スキャンをクラウドからまとめて実行できるため、管理が大幅に容易になる。

セキュリティ面の強みも見逃せない。「FortiClient」は、スプリットトンネルに対応している。これは、特定の通信だけをVPNトンネル経由とし、その他の通信は直接インターネットに接続する仕組みだ。さらに、Windows OSでは、アプリケーションやドメインなど、さまざまな条件で振り分けることが可能となっている。これにより、帯域を多く消費するクラウドアプリケーションをVPN通信の対象から除外することで、VPNゲートウェイ側の負荷を軽減し、利用者の操作性を高めることができる。さらに、PCへログイン前の段階からVPN接続を確立する拡張機能により、安全性を一段と高める運用にも対応する。VPNに接続していない自宅ネットワークの状態では、利用者が危険なサイトにアクセスする可能性も把握できないが、この機能によってそうしたリスクを未然に防ぐことができるのである。

専門チームに直接相談できる、来場者にとっての価値

  • (画像)三井情報の展示ブース位置

    8月28日(金)大阪開催イベントでの三井情報ブース位置

三井情報ブースの最大の価値は、これら2つのソリューションに関する個別の質問はもちろんのこと、来場者が抱える具体的な悩みを、その場で専門家に相談できる点にある。「ここまでは対策しているが、この先どうすべきか」「何から手をつければよいのかわからない」といった漠然とした不安から、「次は何を導入すべきか」というフォーティネットユーザーならではの検討まで、幅広い相談に応じる体制を整える。

豊富な導入実績を持つテクノロジーチームのプロフェッショナルが、実際の検証情報なども交えながら対面で対応するため、自社の課題整理の段階から、踏み込んだ技術的な議論まで対応可能だ。

なお、ブースを訪れた来場者には、三井情報とフォーティネットのロゴが入ったオリジナルノベルティも用意されている。充電式ハンディファンやミニタオルなど、来場の記念となるアイテムが配布される予定だ。

サイバーセキュリティの高度化・複雑化が進むなか、セキュリティ対策の検討は「製品単体」の導入から、複数のソリューションを組み合わせた「統合・運用」へと比重を移しつつある。“脱SSL-VPN”をきっかけに、ネットワークとセキュリティをいかに融合させ、運用していくか。その問いに向き合う企業にとって、三井情報ブースはまさに検討を前進させる具体的なヒントが得られる場となるはずだ。

フォーティネットユーザーはもちろん、これからセキュリティ強化に取り組む企業にとっても、訪れる価値のあるブースとなることは間違いない。まずはセキュリティイベントの集大成となる「Fortinet Accelerate Japan 2026」へ足を運ぶとともに、その際にはぜひ三井情報のブースに立ち寄ってみてはいかがだろうか。

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