コンビニでの買いもの、飲食店での支払い——。私たちが何気なく使っているクレジットカードや電子マネー、コード決済の裏側では、膨大な決済データが瞬時に駆け巡っている。その決済ネットワークの中核を担い、業界トップのシェアを誇るのが日本カードネットワーク(以下、CARDNET)だ。

1995年の設立以来、同社は加盟店とカード会社をつなぐ決済インフラとして成長を続け、現在では国内シェア約50%のCARDNET端末サービスをはじめ、約100種類以上のソリューションを提供。年間処理件数も2006年比で約9倍に拡大し、日本のキャッシュレス化を支えている。

今回は、同社で決済端末の開発に携わるシステムエンジニア(SE)のK氏とN氏に、同社で働く魅力について話を聞いた。2人が語るのは、日々進化するキャッシュレス決済の最前線で次の社会の"スタンダード"をつくる仕事のやりがいと、挑戦を歓迎する社風のなかで成長していく醍醐味だった。

  • 集合写真

    左から、株式会社日本カードネットワーク システム第二本部 ペイメントシステム開発部 シンクライアント端末開発グループ 副主事 K氏、株式会社日本カードネットワーク システム第二本部 ペイメントシステム開発部 シンクライアント端末開発グループ 主任 N氏

複雑さを「おもしろい」に変える、決済インフラSEの仕事

CARDNETが担うのは、加盟店とカード会社をつなぐ決済ネットワークの中継だ。クレジットカードだけでなく、デビットカード、電子マネー、コード決済など多様な手段に対応し、リアルタイムで取引データを処理する。長年この業界に携わってきた実績により、ベンダーや各事業者との関係性が強固に構築されているのが同社の強みだ。

K氏とN氏の2人が所属するのは、システム第二本部のペイメントシステム開発部。同部では、私たちが日常的に目にする決済端末の開発を手がけている。

「スーパーや飲食店のレジの隣に置かれている箱のような端末を見たことがあると思います。あれがまさに私たちが開発している端末です。ハードウェア部分はパートナー企業が企画していますが、決済するためのアプリケーションの動作仕様やUIの設計などは私たちの部署で行っています」(K氏)

決済端末は汎用性が求められ、あらゆる店舗環境・業態に適応する必要がある。CARDNETでは、実際の開発作業の大半を外部のパートナー企業に委託しており、同社SEの役割は、開発の進捗管理や仕様決定などが中心となる。いわば、プロジェクト全体を成功に導く司令塔だ。

「加盟店からの要望に対し、使いやすさはもちろん、国際的なブランドルールにも準拠しているかなどを検討し、『どうあるべきか』という仕様を決めていくのが私たちの仕事です」(N氏)

特にキャッシュレス業界では、加盟店やカード会社のほか、金融機関、規制当局、消費者などステークホルダーの多さが際立つ。開発においては、それを総合的に把握したうえでの判断が求められる。N氏は「関係性が1対1ではなく複雑に絡み合っています。同じ会社でも部署ごとに役割が違い、私たちとの関係も業務によってさまざま。日々、頭の中に業界の"辞書"を構築していくような作業ですが、同じページを開くことが少ないように感じます」と、その複雑さを表現する。

それでもK氏は、この複雑さこそがおもしろさだとも語る。

「時代の流れとともに、検討すべきことや守るべきルールも絶えず変わっていきます。その変化に向き合い、関係各所と調整を重ねていくプロセスは、たしかに大変な面もありますが、それ以上にやりがいがあります。また、決済端末はセキュリティが重視されるため、システム自体も複雑になります。システムを理解して『こうすればいいはず』と考えた仮説どおりに動いた瞬間の気持ちよさは、この仕事ならではです」(K氏)

  • K氏の写真

中途入社の社員が多数! 挑戦を歓迎するCARDNETの社風

CARDNETでは中途採用を積極的に行っている。K氏はプログラマーからのキャリアチェンジで、N氏は前職でSIerに勤務していたが、職種・業界とも未経験からの挑戦だった。N氏は現在、入社して10カ月ほど。同社への入社を決めた理由について、次のように振り返る。

「『この端末、私が作っているんです』と胸を張って言える。そんなふうに、自分の仕事が目に見える形で役立っていくのが魅力でした。SEの仕事は、自分の開発したものがどう使われているのか、ユーザーに喜ばれているのか、なかなか見えづらい部分がありますが、キャッシュレス業界はそのわかりやすさが特徴です」(N氏)

また、「何もわからない状態でも、挑戦を受け入れてくれそうな社風を感じた」のも大きな決め手になったという。

N氏の言葉どおり、CARDNETには挑戦を後押しする文化が根付いている。2人が担当したiOSアプリ型端末「J-MupsⅡPocket」の開発は、その象徴だ。J-MupsⅡPocketは従来のPOSレジの隣に箱型端末を置くスタイルとは異なり、店舗のiPadやiPhoneに接続する端末として開発された挑戦的な機種だった。

「海外ベンダーとの折衝など、これまでのやり方が通用しないなかで得たナレッジは非常に大きく、今後の『デバイスレス決済』に繋がる貴重な経験でした」とK氏は振り返る。今後、加盟店がハードウェアを購入せずに決済できる仕組みを導入する流れもあるため、その基盤となる活動ができたという。目先の小さな成功や失敗に一喜一憂するのではなく、その挑戦から何を得て、どう未来に繋げるか。挑戦のプロセスから得られる学びを重視する同社の姿勢が垣間見える。

同プロジェクトに途中から参画したN氏が印象的だったと振り返るのは、「何が正解なのかを決めていく難しさ」だった。クレジットカードを差し込んでから決済完了まで、データはさまざまな経路を辿る。

「カードに記録されているデータ、ボタン操作によって端末から送信されるデータ、そしてセンターから返ってくる応答データなど、さまざまな起点のデータが入り混じるため、何がどこから発生したデータなのかを理解する難しさがあります。

加えて、修正の手段も1つではなく、複数の対応パターンが存在します。その選択肢の中から、セキュリティ面とスピードを考慮し『どうあるべきか』を見極めることが、とても重要な仕事だと思っています」(N氏)

  • N氏の写真

スピード感が求められる現場を支えるチーム文化

キャッシュレス決済が社会インフラとなった現在、求められるスピード感もかつてとは比べものにならない。特にトラブル発生時の対応は迅速さが命だ。「だからこそ、一人で抱え込まず、すぐにチームに頼ることが大切です」とK氏は強調する。

そのチームワークを支えるのが、CARDNET独自の文化と制度だ。ペイメントシステム開発部のメンバーで毎日実施している「朝会」は、一般的な進捗報告の場ではなく、トラブルや相談事を共有する場としても機能している。「何も問題がなければすぐに終わりますが、障害や心配事があれば、その場で発言して皆で解決策を考えます」とN氏は説明する。上長への相談も気軽にでき、判断が必要な場合はすぐに対応してもらえる環境にあるという。

さらに、新入社員には教育担当や他部署のメンターがつき、業務とメンタルの両面から手厚くサポート。N氏は「独り立ちまでの期間は人それぞれに合わせてもらえますし、プロジェクト内では言いにくいことも月1回の1on1でメンターに相談できるので心強かったです」と振り返る。

キャッシュレスの進化とともに、自分自身も成長できる場所

今後のキャリアについて、N氏は「あらゆる関係者とコミュニケーションをとるための幅広い知見を身につけて、コールセンターやパートナー企業の担当者など、多様な方面からの窓口になれるSEになりたい」と語る。一方、K氏は「スピード感を持ち、適切なタイミングで適切な判断ができる先輩方のようになりたい」と意気込む。

CARDNETで活躍できる人物像について、N氏は「素直さが一番大切」だと強調。「チームで仕事をしているので、困ったときに抱え込まずに相談できる人が向いていると思います」と話す。

K氏は「フラットに物事を整理できる人、また、『オタク気質』で、何かにハマったら突き詰めて取り組める人にとっても良い環境」と付け加える。端末開発ではさまざまな分野の知識が必要になるため、得意分野を持っている人は重宝される。K氏自身も電子マネー領域を得意としており、さまざまなプロジェクトに呼ばれる存在となっている。

最後に、転職を検討している方へのメッセージを聞いた。

「キャッシュレス業界は成熟しているように見えますが、実際はまだまだ成長段階。日々挑戦の連続ですが、CARDNETにはベテランも若手も問わず挑戦を後押しする文化があるので、安心して挑戦していただきたいと思います。皆様と一緒に働ける日を楽しみにしております」(N氏)

「CARDNETは、業界の最前線を走っているという自負があります。自分たちが業界の新たな挑戦を担うという気概を持って、ぜひ飛び込んできてください。次の社会の"スタンダード"を一緒につくっていきましょう」(K氏)

キャッシュレス決済という社会インフラの根幹を支えるCARDNETのSE。難しさと責任の先に、誰かの"当たり前"をつくる手応えがある。その挑戦の現場には、これからの時代のSEが育つ土壌が確かにあった。

  • 集合写真

関連リンク

[PR]提供:日本カードネットワーク