実はオフィスのネットワークが遅いとき、自社の努力で確認や見直しができる範囲は、基本的に「宅内設備」となる。
というのも、「契約回線」について事業者に調査や改善を要請したところで、自社側と事業者側とで問題の切り分けが難しく、「宅内設備」の状況確認を促されるケースがほとんどなのだ。
また、「ホスト側の契約設備」(クラウド事業者の設備が多い)については、自社と事業者とで直接的な契約関係がないため、なおさら通信速度の状況調査や問題の切り分けを行うのは困難となる。
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ネットワーク設備のどこから見直すべきか?
上記を踏まえ、ネットワークの遅延を解消するために見直すべき箇所は、大きく分けて3つある。
1つ目はルータだ。この機器は通信の負荷が最もかかるため、遅延に大きく関わってくる。選定時は収容人数×2倍の台数への対応、購入ではなくマネージドレンタルの利用、IPv6のサポートを考慮したい。
2つ目はWi-Fiアクセスポイントで、接続端末の台数に応じた機器であること、電波干渉防止や盗聴防止といった機能を搭載していることが求められる。
3つ目はインターネット回線である。通信量の増加を見越した法人向け回線サービスであったり、IX~ONUを一括管理できる通信事業者であったり、帯域制御機能が付いていたりすることがポイントとなる。
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以下のリンク先から入手できる資料では、「ネットが遅い」を解消するための対策について詳しく解説している。やはりオフィスにおけるネットワークの遅延はビジネス効率を大きく低下させる。ネットワーク遅延の課題をまとめて解決するサービスも紹介しているので、担当者の方にはぜひ参考にしてもらいたい。
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