マイクロフォーカスと聞くと、COBOL関連の開発ツールや支援ツールをイメージするかもしれない。確かに同社は1976年の設立以来、COBOL関連のビジネスで常に業界をリードし続けている。ただ、そこからおよそ半世紀を経たいま、同社は、企業が持つIT基盤の全体最適化を支援する側面も持つ会社へと変遷を遂げている。

ここで鍵となるのは、マイクロフォーカスが自ら実施したIT基盤の変革だ。多くの顧客を抱えポートフォリオも多様化する同社では、企業の吸収と合併を繰り返しIT基盤の複雑化が進行していた。そこで同社は、IT基盤を変革してDXを加速すべく、デジタルファクトリの構築に着手。そこでの成功体験を武器に、今度は "デジタルファクトリ構築を支える側" として、企業にサービスを提供している。

本稿リンクにある資料では、マイクロフォーカスがどのようにしてデジタルファクトリを構築することに成功したのか、そこでの成果も交えて説明している。本稿ではここから一部を抜粋して紹介したい。

マイクロフォーカス 提供資料
DIGITAL FACTORY by MICRO FOCUS
――デジタルファクトリでDXを加速する
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マイクロフォーカスはどのようにデジタルファクトリを構築したか

世界に4万社の顧客を抱え、ポートフォリオとなる製品数も300を超えるマイクロフォーカス。そこで利用される技術は、COBOLやマイクロサービス、モバイル、クライアントサーバーなど多様さを極めており、また、インフラについてもオンプレミス/クラウドと各地に分散している。

インフラの場所も、そこで利用される技術やロジックも、顧客や製品によって大きく異なる――そんなマイクロフォーカスのIT基盤には、次に挙げる2つのリスク、3つの課題があったという。

  • リスク
    • ビジネスとの不整合 ――分散複雑化による目標とプロセスのギャップ
    • 迅速性の欠落 ――製品市場導入適正タイミングと開発スピードのギャップ
  • 課題
    • プロセス ――ウォーターフォールとアジャイルの混在による標準化の欠如
    • テクノロジ ――無秩序に多様な技術を利用
    • ピープル ――世界中に50の開発拠点という、分散しサイロ化されたチーム

これらのリスク/課題を解消してこれから先のビジネス環境へ対応するために、マイクロフォーカスでは前述した3つの課題それぞれについて、以下の取り組みに着手。デジタルファクトリの構築を推進した。

  • プロセス
    客観的な分析に基づく現状課題と改善範囲の把握。目的を目指して企画から実行、振り返りによる改善を短期間に反復する仕組み作り。
  • テクノロジ
    重複散在する業務/ IT資産を集約し標準化。各部門のコスト削減や業務の効率化、品質の向上を促し、企業全体の経営効率と体質を強化。
  • ピープル
    計画統制型の階層組織から自律分散型チームへ。メンバー個々が主体性を持ち、顧客に提供する価値を最大化することに向き合うマインド醸成。

成功体験を武器に、企業のデジタルファクトリ構築を支援

マイクロフォーカスのノウハウが多くあることから、資料では概要までの提示となり、各取り組みの細かなところまでは明かされていない。ただ、資料では同社が取り組みを通じてどんな成果を得ることができたのかは明示している。右図は一部を抜き出したものだが、これだけをみても、圧倒的な数値結果により同社がデジタルファクトリの構築に成功したのを窺い知ることができる。

既述したように、マイクロフォーカスではこの成功体験を武器にして、企業のデジタルファクトリ構築を支援するサービスや製品を提供。ここでは先述したプロセス/テクノロジ/ピープルの最適な統合について、同社が、取り組みのなかで培った経験値と方法論をもってサポートしてくれる。

DX推進の文脈において、IT基盤にあるサイロ化の環境やチームメンバーのマインド醸成に悩める企業は多い。これをクリアにしてIT変革を実現するための一手として、資料にある情報に目をとおしてほしい。

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