ソフトバンクGの時価総額がトヨタに次ぐ国内2位へ浮上

デスク「ソフトバンクグループ(SBG)の株価が、国内首位トヨタ自動車に次ぐ2位に浮上したね」

記者「ええ。9月25日に、時価総額で三菱UFJフィナンシャル・グループを抜きました。2025年初頭時点では1万円に満たなかった株価が、同日の終値で1万9580円と、ほぼ2倍に伸びたことになります」

デスク「背景には人工知能(AI)スタートアップの台頭がある」

  ソフトバンクグループ・孫正義会長兼社長

記者「SBGの孫正義会長兼社長は『AIにオールイン(総賭け)する』と語っており、AI分野に投資を集中する考えです。SBGは生成AI『チャットGPT』で知られる米オープンAIに投資しており、自社の株価が押し上げられる要因になっています。ただ、今後はトランプ米政権の関税政策の影響で世界経済が冷え込み、SBGは資金調達をしにくくなる恐れがある他、オープンAIも米グーグルの検索連動型広告のような手堅い収益源を確立しておらず、生成AI市場を先導し続けられるかは不透明な状況です」

【株価はどう動く?】日本の株式市場を底上げする個人金融資産、海外投資家は新首相を歓迎か