
デスク「アイリスオーヤマ(大山健太郎会長)が、米トランプ政権の関税政策を受け、米国での生産体制を強化するね」
記者「はい。同社はグループの基幹工場が中国・大連にあり、今回の関税措置による影響を大きく受けることが予想されています。そのため、『サプライチェーン(供給網)の強靭化』(同社)を目的に、総額約1300万ドル(約18億円)を投資し、ペットシーツの生産ライン新設や医療用マスクの生産設備を新設する予定です」
デスク「トランプ関税による直接的、間接的な影響を含め、世界経済の減速懸念は高まるばかりだ」
記者「ええ。コロナの際にも、アイリスオーヤマは中国でマスクを生産していましたが、いち早く日本国内での生産を決めたことで知られます。同社には『いかなる時代環境に於いても利益の出せる仕組みを確立すること』という企業理念があります。産業界がトランプ関税に振り回される中で、同社は今回も素早く対応に動いた形です」