
デスク「帝国ホテルの新社長に専務の風間淳氏(62)が就任することになったね」
記者「12年ぶりの社長交代です。現社長の定保英弥氏(63)は代表権のない会長に就きます。年齢の若返りを図るケースが多い中、2036年度に開業を予定する新たな『帝国ホテル東京』の再開発を確かなものにするためにも、企画開発部門の経験が長い風間氏が経営の指揮を執る形です」
デスク「定保氏の功績は?」
記者「足元は訪日客で客室単価が約6・7万円、稼働率が7割弱と好調ですが、コロナ禍では宿泊需要が蒸発。同氏は社員から新規事業を募り、長期滞在型の『サービスアパートメント』を軌道に乗せました。また、他社と比べて少ない多店舗展開では京都進出を決断しました」
デスク「国内ホテルや外資系ホテルとの競争が続くね」
記者「約2500億円という一大投資の再開発が同社の命運を握ることになります」