AIコミュニティ「WEB300」がリニューアルイベントを開催

「ナンバーワンのAIコミュニティを目指す」――こう話すのは、AI SWORD代表取締役の大池知博氏。

 2025年2月19日、AI SWORDが主催するAIコミュニティ「WEB300」が、東京・麻布台ヒルズでリニューアルイベントを開催、AI企業経営者やAIインフルエンサ―など約200人が集まった。

 「WEB300」は、「AIを活用したいけれど、何から始めたらいいのか」、「仕事で生かし切れていない」、「協業先を探しており、情報交換したい」という企業、個人に対して、学びとつながりの話を提供するコミュニティとなっている。

 AI SWORDは「AIセールスマーケティング」を標榜。このコンセプトは「AIサービスが増えた中、いい技術、いいサービスでも、適切にユーザーに届けていかなければ先行きが難しい」という大池氏の考えによるもの。

 同社は大池氏の経営判断をサポートする「AI社長」を起用。日々の業務をAI社長が担い、大池氏は「代表取締役CHRO(最高人事責任者)」として、人事に注力するなど、ユニークな取り組みも進める。このAI社長はクリエイティブ・ディレクターの小橋賢児氏がプロデュースを担当している。

 また、株主兼最高顧問として、元グーグル日本法人社長・元グーグル米国本社副社長を務めた村上憲郎氏を招聘。村上氏はビデオレターを寄せ、「皆さんがAIをどう学び、活用するのか、ささやかながらお手伝いができると期待している」と語った。

 AI SWORDと共催で「ZAIKAI AI AWORD」を開催予定の『財界』主幹・村田博文も登壇し、「日本の潜在力を掘り起こすツールがAI、デジタル。大企業とベンチャーをつなぐためにもデジタル発信に力を入れる」と挨拶。

 今、AI(人工知能)は米国、中国の開発競争や、企業による活用など、メディアに掲載されない日はない。企業の経営を左右する存在になっている。その情報や学びを提供するコミュニティとして成長することができるか、注目されている。