Grand Central(グランドセントラル)代表取締役CEO・北口拓実が語る「コンサルと営業代行の融合で営業領域のインフラ企業へ」

コンサルティングと営業を融合させた「セールスコンサルティング」─。2021年創業の当社は、このビジネス領域における日本初のインフラ企業になることを目指し、圧倒的な存在になるために、お客様の営業戦略のご支援をしています。

 少子高齢化による労働人口の減少により、企業では単体業務の委託だけでなく、抜本的な事業体制の見直しを進める動きが活発化しています。製造業であれば、ものづくりといったコア業務に集中する体制づくりを進めているのです。簡単に言えば、製造業にとっては、事業の中核は開発・製造であり、営業や販売は外注するという流れが強まっているのです。

 この動きは、いわゆる営業のBPO(企業運営上の業務やビジネスプロセスを専門企業に外部委託すること)と言えるでしょう。その領域において、当社は大手企業からベンチャー企業・スタートアップ企業まで多士済々なクライアント様がいます。なぜならクライアント様の自社の営業部門よりも、当社の営業代行によって売り上げを伸ばした商品・サービスが多数あるからです。

 では、なぜ当社が選ばれるのか。それは冒頭で申し上げた上流のコンサルと現場主義の営業代行のハイブリッドなサービスを提供しているからです。具体的には、当社のセールスのエキスパートがクライアント様の商品やサービスを約2週間で徹底的に勉強します。ただ、闇雲に全ての機能や特徴を頭に入れようとしても意味がありません。

 まずはクライアント様の商品・サービスの差別化ポイントをしっかり頭に叩き込んだ上で、営業戦略の〝勝ちパターン〟を探っていきます。ただし、コンサルだけでは机上の空論となり、営業代行だけでは中長期的な利益成長を構想できません。だからこそ、コンサルという戦略立案と営業代行が両輪で走っていくことが大事になります。

 例えば、営業のプロが担当してもニーズが合わなければ売れないということも起こり得ます。その場合、なぜ売れなかったのかを明確にし、その原因を基にどう改善するかという情報をフィードバックさせます。そのサイクルを繰り返すことで勝ちパターンを見出していくのです。

 お陰様で当社のクライアント様の数は、のべ400社超。6割はリピートのお客様です。ただ、クライアント様は大企業だけではありません。スタートアップやベンチャー企業は自社のプロダクトの開発に集中することが多く、営業に経営資源を割ける余裕がないのが現状です。そういった場合に、当社のような営業支援のプロを活用できるのは意義があると思います。

 私の起業の原点は家業にあります。私の実家は大阪府東大阪市。工作機械メーカーのサプライヤーでした。幼少期からものづくりが身近にあったのです。大学卒業後、キーエンスに入社したのですが、入社3カ月の頃のこと。ある工場の社長に1000万円の機械を販売したのですが、直後に体調を崩して入院。私の販売した機械は休眠状態になったのです。

 そこで私は売り切りのままにせず、他のお客様にその工場の製品を紹介しました。製品の良さは分かっていたからです。予想通り、製品の販売は好調でした。その後、復帰した社長からはもっと大きな受注をいただきました。これが私の原体験です。

 営業代行を業界業種問わず、どんな企業も活用でき、日本経済に灯火を与える役割を果たせるよう、汗を流していきたいと思っています。

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