東京・銀座で百貨店を運営する松屋銀座は11月27日、ブランドアイテムを販売するデジタルプラットフォーム「matsuyaginza.com(マツヤギンザドットコム)」を本格始動した。OMO
(オンラインとオフラインの融合)機能を備え、ブランドがどこに在庫を保有しているかに関係なくアイテムを販売でき、購入商品は自宅や松屋銀座のカウンターで受け取りできる。今後、AI(人工知能)による商品提案などパーソナルなショッピング体験を提供する。
【<画像8点>「matsuyaginza.com」のサービスイメージ】
「matsuyaginza.com」は銀座松屋が誇る品格やおもてなし、伝統的なデザインの美学、最先端技術を融合させて誕生したデジタルプラットフォーム。ショッピングの利便性とパーソナライゼーションをかつてないレベルで向上させるという。運営は松屋銀座の子会社であるMATSUYA GINZA.comが運営する。
「matsuyaginza.com」は自宅にいながら、スマホやパソコンから簡単に商品検索や購入できる。購入前に詳細な情報や商品画像を閲覧することが可能だ。来店前にオンラインで予約注文しておけば、欲しい商品を確実に手に入れることができる。
注文した商品は松屋銀座4Fの専用ピックアップカウンターで受け取るか、自宅へ直接配送してもらうか、どちらかを選ぶことができる。忙しいライフスタイルやさまざまなニーズに合わせたショッピング体験を実現する。
▲「matsuyaginza.com」ピックアップカウンター
ブランドの在庫と直接連携する独自のテクノロジーを採用し、ブランドがどこに在庫を保有しているかに関係なく、無限に近い商品ラインナップを提供していく。これにより、物理的な在庫状況に制限されることなく、顧客は欲しい商品をいつでもどこでも手に入れることができる。
ラグジュアリーブランドにとっても、「matsuyaginza.com」は、世界中の顧客に自社のブランドを効果的に発信できる、強力な販売チャネルとなる。
▲「matsuyaginza.com」オープニングイベント告知画像
松屋 代表取締役社長 兼 MATSUYA GINZA .com 代表取締役会長の古屋毅彦氏は、「matsuyaginza.comは、ラグジュアリーリテールを再定義するための新たな一歩です。私たちは、優れたテクノロジーと無限の在庫へのアクセスを活用し、店舗とデジタルプラットフォーム間のコミュニケーションの境界線を押し広げることを目指しています。そうすることで、進化するお客様のニーズに応えるとともに、デザイン、インターナショナルブランド、日本の職人技、そしてサービス向上へのコミットメントを貫きたいのです」と話す。
「matsuyaginza.com」では今後、AIが顧客一人ひとりの好みやスタイルを学習し、リアルタイムで最適な商品を提案する、パーソナルショッピングの新しい形を提案していく予定だ。まるで専属スタイリストが常にそばにいるような、きめ細やかなサービスで、顧客のショッピング体験を革新的に変えていきたいという。
松屋銀座は、「matsuyaginza.com」を通じて顧客にさらなる利便性とパーソナライズされたより豊かなショッピング体験を提供することで、ラグジュアリーリテールの新たな基準を確立する。