「悪質ショッピングサイト」の通報件数が減少【日本サイバー犯罪対策センターが上半期統計発表】

(一財)日本サイバー犯罪対策センター(JC3)は9月12日、2024年上半期(1-6月)の悪質なショッピングサイトなどに関する統計情報を発表した。悪質ショッピングサイトなどの通報件数は、1万7159件で、前年同期比、6515件の減少となった。

 

悪質なショッピングサイトの通報件数などは、(一社)セーファーインターネット協会から、JC3に共有されたもの。2020年以降、通報件数は増加傾向にあり、2022年上半期、2023年上半期は、前年比で件数が倍増していた。2024年上半期は一転、減少となっている。

 

悪質ショッピングサイトを知った経緯については、前年と変わらず、「インターネット検索結果」が最も多く、次いで「メール記載のURL」「SNS投稿」の順だった。

 

実際に悪質ECサイトを利用した人が、商品購入時に選択した代金の支払い方法については前年と変わらず、「銀行振込」が最も多かった。「銀行振込」「クレジットカ―ド決済」以外の「その他」の支払い方法が増加傾向にあることも分かった。決済方法の多様化がうかがえた。