デスク「トヨタ自動車が燃料電池車(FCV)で弾みをつけることになりそうだね」
記者「既にFCVで協業している独・BMWに水素タンクなどの基幹部品を供給するなど協業を強化することになりました」
デスク「自動車業界における電動化の主流は電気自動車(EV)だけど、FCVの普及策は?」
記者「乗用車と違って重量が重く、航続距離も長いトラックやバスなどの商用車での普及が予測されています。走行ルートも決まっているため、水素スタンドの立地も選定しやすい。目下の課題は価格が高いことです」
デスク「BMWとの協業で、どんなことが期待されるの」
記者「トヨタが2014年にFCV「ミライ」を発売し、23年からは高級車「クラウン」にもFCVを投入しましたが、同年のFCVの販売台数は約4000台に過ぎません。車両本体の価格が高いだけに、BMWを加えた量産効果で生産コストを下げることが期待されます」