スタッフDXアプリケーションサービス「STAFF START」を提供するバニッシュ・スタンダードは9月13日、”令和のカリスマ店員”を決めるコンテスト『STAFF OF THE YEAR 2024』ファイナルステージを東京国際フォーラム ホールB7で開催した。今年のグランプリは「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 自由が丘店」の栗本さんが受賞した。
今回の『STAFF OF THE YEAR』は店舗でのリアル接客を覆面調査で事前審査を行い、ファイナルステージでは対戦形式の1on1のロールプレイング接客を審査に導入した。
▲接客ロールプレイングに参加したコットンのきょんさん(中央)、スパイクの松浦志穂さん(右)
審査員は今年もモデル・タレントのアンミカさんや店舗運営コンサルティングを行うBRUSHの秋山恵倭子代表が務め、新たにタレント・ブランドプロデューサーのpecoさん、接客販売研修講師兼コンサルタントの坂本りゅういちさんが加わった。
<グランプリ・栗本さん「オンライン接客が可能性を広げてくれた」>
グランプリを受賞した栗本さんは、ファイナルステージの自己PRで、「この先もお客さまから愛される続けるブランドであるために、お客さまの一番近くにいる販売員がオンライン接客を身につけなければいけない。そう感じて打ち込み始めたスタイリング投稿やSNSは販売員の魅力を再発見するきっかけにもつながりました。しかし、店長をやりながらオンライン接客にも全力を注ぐ二足のわらじは簡単ではありませんでした。オンライン接客でもっと多様な働き方やお客さまとのつながりを築いていきたいと思い続け、ここに立っています」と力強く語った。
▲自己PRで想いを語る栗本さん
ビームス 新宿のSUDOさんと競ったファイナルステージの1on1のロールプレイング接客では、ゲストのコットン・きょんさんとゆうちゃみさんに話を聞きながらコーディネートや着回しを効果的に提案していた。
▲SUDOさんとファイナルステージで1on1の接客ロールプレイングで対決
グランプリ受賞後には、「私を支えてくれた仲間たちのおかげで、この賞をいただくことができました。『お客さまにもっと喜んでいただきたい。もっとお客さまの役に立ちたい』とここにいる販売員たちは想っていると思います。その可能性を広げてくれたのがオンライン接客です。まだまだ私たちは可能性を秘めていると思いますし、もっと多くのお客さまをファッションを通して幸せにできると思います。それをこれからも体現したいと思います」とコメントした。
▲グランプリ受賞が決まった瞬間
<アンミカさん「もっとコーデが見たかった」と総評>
審査員を代表して総評を述べたアンミカさんは、「全体的にレベルがすごく上がって、(イベントの)規模が大きくなることで、皆さんがたくさん練習をすることはすばらしいことです。ただ、今回からコンテストの趣旨を変わったことで、想像と違うことが来ると少し緊張してしまうことが持ったいないなと思いました。(ロールプレイング接客では)お客さまへの思いやりが強すぎて話を聞く時間が長くなっていました。私たち(審査員)はコーデが見たかった。そこに出場者と審査員との間にギャップがありました。それが見事だったのが、栗本さんでした」と話した。
▲総評を述べるアンミカさん
グランプリに輝いた栗本さん(ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 自由が丘店)には、トロフィーと賞金300万円を授与した。2位のSUDOさん(ビームス 新宿)はトロフィーと賞金100万円、3位のYuKaRiさん(名古屋名鉄 アンタイトル)、4位のDaijoさん(トゥモローランド 札幌ステラプレイス店)はトロフィーと賞金30万円を獲得した。
▲ファイナルステージに進んだ上位4人
<小野里代表「スタッフが集まる好循環で人手不足は吹き飛ばせる」>
▲バニッシュ・スタンダードの小野里寧晃代表
イベントの最後に小野里寧晃代表は、「応援してくれる仲間がいたからこそファイナリストの14名が輝ける舞台ができた。全国の店舗で今日も接客してくれているスタッフがいてくれるからこそファイナリストもこの場に立てている。仲間が支えあい、一丸となるからこそ、このように愛されるスタッフがどんどん排出される業界になる。愛されるスタッフが生まれれば、そこに魅力が宿って、新しい仲間が集まってくる。そういう循環を作っていくことが、この業界にもっと必要なことではないでしょうか?店舗スタッフを主役にしていく環境を作っていきましょう。そういう時代を作りましょう。これから人手不足や雇用継続率を上げることなどが課題になってきますが、こんな課題はきっと吹き飛ばせると思います。また来年、『STAFF OF THE YEAR 2025』でお会いしましょう」と述べた。