【JR貨物の列車停止が宅配に影響】ヤマト運輸、佐川急便で配達遅延<随時更新>

<9月14日10時に更新>

日本貨物鉄道(JR貨物)は9月11日、貨車を製造する際の検査データを改ざんするなど不正行為を行っていた問題により、全国を走る全ての貨物列車の運行を停止した。貨物列車の運行停止により、宅配サービスにも影響が出ている。

9月12日正午までに運転を再開させたが、点検を進めた結果、新たに67両で不正が見つかったという。

【ヤマト運輸】(9月14日 9時時点)

ヤマト運輸では、一部の荷物の輸送に貨物列車を利用しており、以下の地域において荷物のお届けに1日以上の遅れが生じる見込みだという。クール宅急便(冷蔵・冷凍)は貨物列車に搭載していないため、遅れは生じていない。

■荷物のお届けに遅れが生じる地域

・東京、関東地域(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県)から九州地域、北海道、沖縄県宛ての荷物

・九州地域(福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県)、北海道、沖縄県から東京、関東地域宛ての荷物

・北海道から九州地域、沖縄県宛ての荷物

■発送対象日

・9月10日(火)に発送されたお荷物

【佐川急便】(9月14日 9時時点)

佐川急便では、一部の荷物の輸送に貨物鉄道輸送を利用していることから、以下の配達地域において預かっている荷物のお届けに遅れが生じているという。

9月11日以降の発送分の荷物についても、代替の輸送手段への切り替えを順次進めており、遅延を最小限に抑えるために最善を尽くす考えだ。

■荷物のお届けが遅れる可能性がある地域

・全国から全国向けの一部の荷物

※特に搭載量の多い発着地域

 関東・中部・近畿⇒北海道・九州

 九州⇒関東

■発送対象日

・9月9日(月)以降に発送された荷物