EC向けマーケティングソリューションを提供するナビプラスは9月10日、「Cloudflare(クラウドフレア)」の公式認定パートナーであるドーモ社とパートナー契約を締結し、Webアプリケーションのセキュリティ強化・高速化サービス「Cloudflare」の提供を開始した。サイト運営事業者が抱えるセキュリティやユーザビリティに関する課題解決を支援する。
ナビプラスは、「テクノロジーで、+(プラス)あふれる未来へ導く」をコーポレートミッションに、ECサイトのコンテンツ・ナビゲーションを最適化するマーケティングサービスを提供するテクノロジーカンパニー。
このほど、「Cloudflare」の公式認定パートナーのドーモとパートナー契約を締結。「Cloudflare」の提供を開始した。
「Cloudflare」は、Webサイトの統合的なセキュリティ対策と表示高速化を実現するCDN(Content Delivery Network)サービス。世界最速のコンテンツ配信ネットワークとして、全世界のインターネットリクエスト数の約25%を処理し、世界最速のAuthoritative DNSで40%のシェア、世界のリバースプロキシーサービス市場で80%のシェアを保有している。従来のCDNは、アクセス集中時の負荷分散を行うものだったが、「Cloudflare」はWebサイト内の画像(JPEG、PNGなど)を自動で軽量化することでサイト自体を高速化する機能を搭載。WAFやDDoS攻撃の防御などをはじめ、Webサイトへの不正アクセスや脆弱性に対するサイバー攻撃を防ぐセキュリティ機能も備えている。
近年、サイバー攻撃は巧妙化・複雑化し、攻撃対象となる企業は規模を問わず増加している。業務遂行に支障をきたす重大なインシデントも発生しており、Webサイトにおけるセキュリティ対策の重要性はますます高まっている。
一方、消費行動の多様化・デジタル化の進展に伴い、Webサイトやアプリケーションの表示高速化も、顧客体験を向上させるために重要な要素となっている。コンテンツの読み込みに時間がかかるとサイト離脱率が高くなり、コンバージョンの低下にもつながる可能性がり、Webサイトの表示高速化は、コンバージョンの改善とユーザーへの快適なコンテンツ提供に必要不可欠な対策と言える。
ナビプラスは、従来よりECサイトのコンテンツ・ナビゲーションを最適化する各種マーケティングサービスを提供しており、「Cloudflare」を提供することで、EC事業者をはじめ、サイト運営事業者が抱えるセキュリティやユーザビリティに関する課題を解決し、安全で快適なWebサイトの提供をより広範囲に支援できることから、今回のパートナー契約締結、および「Cloudflare」の提供開始に至ったとしている。