ビビッドガーデンは9月4日、産直通販サイト「食べチョク」において、登録する生産者数が産直EC業界最大の1万軒を突破したと発表した。産直EC業界最大のマーケットプレイスとして、生産者と消費者の架け橋となることで現在続いている米の品薄への対策も強化している。
ビビッドガーデンの運営する「食べチョク」は、こだわり生産者から直接食材や花きを購入できる産直通販サイト。野菜・果物をはじめ、米・肉・魚・飲料といった食材全般と、花き類を取り扱っており、消費者が生産者に食べた感想を伝えるなど直接やりとりできるという特徴を備える。
このほど、登録する生産者数が1万軒を突破した。全国各地で増加した登録生産者数は、2019年から2024年8月までの5年で21倍に成長し、5万点の商品が出品されている。
国内の産直サイトの中で生産者の認知度や利用率、利用意向でNo.1を獲得しており、今後も生産者に支持されるよう、機能改善やサービス品質の向上に取り組んでいく考えを示した。
登録数だけでなく、生産者別の月間売上高でも最高記録を更新。1軒の農家の月間最高売上が2471万円を記録し、前回発表時I(2023年11月)から1.3倍となった。
近年は自治体との連携を強化しており、地域の農産物のブランディングや生産者のEC出品サポートなどの取り組み件数が100件を突破。商品写真の撮り方や梱包のアドバイスなど伴走型の個別サポートを拡大している。地方で活躍する高齢の生産者の登録も増加しており、最高齢は94歳となっている。
現在続いている販売店で米の品薄を受け、全国の米の生産者にアンケート調査を実施したところ、「注文は増えているが在庫はある」「市場価格は高騰しているが、手元に残るお金は変わっていない(価格転嫁されていない)」といった声を多く寄せられたとし、1万軒以上の生産者と100万人以上の消費者を繋ぐ産直EC業界最大のマーケットプレイスとして、生産者と消費者の架け橋となることで米不足への対策も強化。「すぐに届くお米特集」や「多様な産地や品種からお米を探せる特集」などを開設した。