新日本製薬、第3四半期のEC売上33.5%増 LTVを最大化、限定商品も好調

新日本製薬の2023年10月―2024年6月期(第3四半期)の売上高は、前年同期比6.2%増の296億600万円となった。通販事業の売り上げは、同6.6%増の271億1000万円だった。急拡大が続いているECの売り上げは、同33.5%増となり、過去最高を更新した。

 

化粧品の「PERFECT ONE(パーフェクトワン)」の通販では、顧客のLTVの最大化が奏功したという。季節限定の商品などの販売が特に好調だったとしている。

 

化粧品事業では、同社が課題としている”ミドル世代の顧客獲得”に向けて、ECやSNSを中心に、「オールインワンセラム」のマーケティングを推進したという。

 

20代を中心とした若年層の開拓に貢献している「PERFECT ONE FOCUS(パーフェクトワンフォーカス)」シリーズの売り上げ拡大には、2024年4月から定番商品化した「パーフェクトワンフォーカス スムースクレンジングバーム ディープブラック」が寄与したという。

 

ECモールのセールイベントでは、定番商品だけでなく、美容液「VCレチ スムースセラム」の販売も好調だったそうだ。

 

ECの売上高(国内EC・海外販売のEC売上高の合計)は、前年同期比33.5%増の59億7300万円だった。高い成長率を維持している。

ヘルスケア事業では、「Fun and Health(ファンアンドヘルス)」ブランドの主力商品である機能性表示食品「Wの健康青汁」の定期顧客数が着実に増加したとしている。引き続き高い成長率を記録したという。