weskiiiは米国ブランドの機能性の高い靴下を国内で販売をしている。コロナ禍に健康指向が高まったことを受け、着圧機能付きの靴下などの売り上げは右肩上がりだという。SNSの活用やECサイトでの見せ方を工夫し、ファンを増やしている。
「Sockwell」の靴下は、メリノウールと竹を原材料としている。着圧機能が付いているものもあり、疲労の低減などに効果があるという。
「米国のサイトでは、ミニスカートに長い丈のカラフルな靴下を合わせた様子を紹介していた。日本でいきなりそれを提案するのは難しいと思ったので、目立たない色の商品でロングスカートと合わせたビジュアルにした」(クリエイティブディレクター 住田由香COO)と振り返る。
▲高品質なメリノウールを使用する
初期のメインターゲットは「休日はカフェで読書を楽しむような、丁寧な暮らしをする人」(同)だったという。履き心地の良さと機能性の高さに関する口コミが増え、少しずつ認知が高まった。
コロナ禍に健康指向が高まったことが追い風になった。
「温度調節や筋肉を支える機能があることから、足元の健康に役立つとアピールできた。ユーザーの口コミやSNS発信で新規ユーザーを獲得した。メルマガ発行やSNSでの交流でリピーターの育成ができた」(同)と話す。
コロナ禍に流行したランニングに目を付けたことも、ファンの獲得につながったという。
「コロナ禍前からリラックス効果には定評があったが、スポーツ時の着用における口コミは多くなかった。ランナーにギフティングを行い、効果について聞いた」(同)と話す。
▲ランニング時に着用することで疲労を軽減するという
ターゲットが広がったことで、ECサイトでの表現も少しずつ変えたという。
「自分の好きな色や柄を楽しめるよう、米国のようにしっかり靴下を見せるコーディネートも提案するようにした」(同)と言う。
▲色や柄をしっかりと見せるECサイトへ
同社は「暮らしを豊かに」をテーマとして掲げている。
「機能性はもちろん、癒しとなる色合いも特徴。『Sockwell』を通じて『セルフケア』の文化を広めたい」(同)と意気込んだ。