「挑戦」とは、新しい記録や、困難な事象に立ち向かうことを意味する。ビジネスパーソンにとっても、毎日に挑戦はつきものだ。キャリアアップのために転職する、新規の顧客にアプローチする、社内プロジェクトを立ち上げる、など数え上げればきりがない。
しかし、その挑戦を楽しめている人はどれくらいいるだろうか。
TECH+セミナー事務局が主催する「JumpOver(ジャンプオーバー)」では、各業界で存在感を放つ著名人を講師に招聘。いかにしてこれまでの難局を乗り超えてきたか、その際の考え方やメンタルの保ち方などを自身の経験に基づいて語っていただいている。
参加者に、今までの自分を“飛び越えて”大きく成長できるような気付きや学びを提供することを目指すセミナーだ。
このJumpOverにおいて、7月28日から8月3日までTECH+会員登録10万人突破記念企画セミナーが配信された。同セミナーには、元サッカー日本代表/ HALTEN CEO 槙野智章氏、元北海道日本ハムファイターズ/ZENSHIN CONNECT代表 杉谷拳士氏が登壇。
共に昨年プロアスリートから引退し、セカンドキャリアを歩む2人が「すべてのビジネスパーソンへ。挑戦を楽しめ!」と題し、初の対談を行った。
本稿では、限定配信されたイベントの模様をダイジェストでお伝えする。
“お祭り男”になろうと思ったことは一度もない
――まずは、お二人の経歴から振り返っていきましょう。現役当時のプレッシャーやご自身の思いを振り返っていただけますか?
槙野氏:現役時代はそれなりのプレッシャーと常に戦っていましたが、僕は常に楽しんでいましたね。
杉谷氏:僕はチームの主砲でエースとして……違いますかね?
槙野氏:ある意味二刀流でしょ! 喋りもうまいんだから(笑)。
――現役時代は“ムードメーカー”や“お祭り男”のイメージがありますね。
杉谷氏:そう思ってもらうことが多くて嬉しいです。でも、僕自身は一度もムードメーカーや盛り上げ役に“なろうとした”ことはありません。本当に、心の底から野球が好きで、人と接するのが大好きな姿をグラウンドで表現していたんです。
槙野氏:僕もよく言われますけど、自分で率先してやってるつもりはないんですよ。ただ競技を楽しんでいる結果なんですよね。普通にやってるだけです!
杉谷氏:僕たちがありのままで楽しむことで、ファンの方々に笑顔になっていただく。それってすごく素敵じゃないですか。
――同じお気持ちを持つお二人の出会いはいつ頃でしたか?