エービーシー・マートは8月21日、2024年2月期の通期および中間期の連結売上予想を上方修正すると発表した。店舗とECのシステム統合などが貢献したとしている。
2024年2月期の通期連結売上高は従来予想を207億円上回る3322億円(前期比14.5%増)、2023年3‐8月期(中間期)の連結売上高は147億円上回る1686億円(前年同期比23.7%増)にそれぞれ修正した。
上振れした理由として、店舗とECの統合システムや新しいスマホアプリが完成し、収益拡大に大きく貢献したことが要因。「これまで店舗とECはそれぞれ別々のサーバーで管理していたが、これを統合する作業が完了した。両方から情報が取れるようになった」(経営企画室・担当者)。
システム統合で在庫情報も共有できるようになり、スマートフォンでも確認できるようになったという。また、店舗では、QRコードやバーコードを使い、スタッフを介さずに在庫情報が分かるようになった。
このシステム統合には、数年の歳月を要したという。