ジャパンEコマースコンサルタント協会(JECCICA)は5月19日、ECサイト運営におけるメール戦略と、店舗販促に特化した会員証アプリの事例を解説するセミナーを開催した。
第一部では、リンク クラウド・ホスティング事業部の酒井愛子氏が、ECサイトの売り上げが伸び続けているショップへのヒアリングから分析し、メールなどのコミュニケーションの重要性と戦略を語った。
「ECサイトでは、購入者に配送状況やアフターフォローの連絡ができるため、店舗以上の安心感を与えることも可能」(酒井氏)と言う。
ECサイトのメール施策では、ユーザーに確実に連絡できることが重要だが、近年はスパムメール対策などのセキュリティーの強化により、メールが届かない事例が増えているという。酒井氏は確実にメールを届けるための文面や送信時間などを助言した。他にも効果的なメルマガの表現方法についても紹介した。
第二部では、ビートレンドにおいて営業・企画管掌取締役を務める宮下省吾氏が登壇した。ECサイトと店舗のポイントを共通化することで、ファンによる購入を促した「LINEミニアプリ」の事例を紹介した。
「LINEミニアプリ」を活用することで、自社のデータベースで会員情報を保有できるという利点もあるという。
「ECの売り上げを伸ばすのには店舗販促との連携が有効だ」(宮下氏)と語った。