eStream、山芳製菓とIPコラボチップス製造で提携強化 「にじさんじ」「コムドット」に続くコラボチップス展開促進

CyberZグループのeStreamは5月26日、ポテトチップスを製造する山芳製菓とパートナーシップ契約を締結したと発表した。両社はこれまでもタッグを組んで数多くのIPコラボチップスを販売しており、IPコラボチップス・玩具菓子のさらなる市場の盛り上げと供給を拡大すべく、正式にパートナーシップ契約を締結することにしたという。

eStreamは2019年から、さまざまなアニメやVTuber、インフルエンサーなどのIPとコラボしたチップスを展開している。中には入手困難なチップスも出ているなど、昨今IPの盛り上がりからコラボチップスの需要も増加している。

山芳製菓は「わさビーフ」や「ポテトチップス・北海道シリーズ(北海道リッチバター味、北海道サワークリームオニオン味)」など広く愛されるポテトチップスを展開している。

両社はこれまでに「にじさんじチップス」「コムドットチップス」などを製造・販売している。今後も両社の持つ知見やノウハウを用いて、IRを活用したコラボチップスや玩具菓子の製造・販売を強化していく考えだ。

パートナーシップ契約に当たり山芳製菓 専務取締役 梅田登美雄氏は、「当社は1953年の創業以来、菓子を中心とした食品の製造販売を手掛けて参りました。特に1987年に発売した、『わさビーフ』の発売以降は、ポテトチップス商品を中心としたビジネスを展開しております。これまでは食品としての商品価値を評価してくださるお客さまに対して、どのように喜んで頂けるのかを追求してまいりましたが、今回、eStreamさまより、パートナーシップ契約のお誘いを頂き、IPコラボチップスや玩具菓子を通じて、今まで接点を持つことが難しかったエンターテイメントを重視するお客さまに対しても接点を持つチャンスを頂けたことをとてもうれしく思っております。今後も、eStream社と共に、お客さまに喜んで頂ける商品づくりを追及して参りたいと思います」とコメントしている。

eStream 代表取締役社長 高井里菜氏は、「当社は2017年8月に設立し、EC事業、オンラインくじを含むオンラインエンタテインメント事業、高品質高級フィギュア開発などの事業を通して、様々なIP関連商品を展開してまいりました。その中で、2019年に発売した『VTuberチップス』では、初めて山芳製菓さまと商品開発をご一緒させていただき、お客様から大変大きな反響をいただくことができました。以降もさまざまなIPコラボチップスを発売させていただいております。長きにわたって広く愛される商品を展開されている山芳製菓さまとともに、ポテトチップスという手に取りやすい商材をきっかけとし、IPとお客さまの新たなタッチポイントを創造できるような仕掛け造りを今後も展開していきたいと考えております」とコメントした。