PayPay、「PayPayカード」以外の利用停止 決済領域から「楽天経済圏」切り崩しか

PayPayはこのほど、キャッシュレス決済「PayPay」において、8月1日(予定)以降のクレジットカードの新規登録および利用の停止について発表した。「PayPayカード」が発行するクレジットカード以外での決済について、7月初旬より新規登録を、8月1日から利用を停止する。

キャッシュレス決済「PayPay」は8月1日、現在提供している登録したクレジットカードによる支払いについて、PayPayカードが発行する「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードの利用を停止する。

これに先がけ、7月初旬(予定)よりクレジットカードの新規登録を停止する。新規登録停止前に登録した「PayPayカード」および「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードは、8月1日にクレジットカードの登録を解除する。

これにより「PayPay」を利用した支払いにおいて、「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド以外のクレジットカードを利用した決済はできなくなる。PayPayでは、「PayPayあと払い」への登録、銀行口座からの「PayPay残高」チャージなどの方法での利用を呼びかけている。

「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」の保有者は、「PayPayあと払い」に登録することで「PayPay」での支払い時のクレジットカード決済が可能となる。

キャッシュレス決済の利用者をクレジットカードへの登録に誘導する。決済ユーザーとの関係性を強化し、ショッピングなどにもつなげたい考えだ。クレジットカードで先行する楽天カードを追随し、経済圏のシェア獲得競争でも優位に立ちたい考えだ。