佐川急便、4月1日から配送料金値上げ 60サイズは90円、100サイズは114円の上昇

SGホールディングスグループの佐川急便は1月27日、物価高騰の影響を受け、「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の4つの配送サービスの運賃を、4月1日に改定すると発表した。値上げ幅は、「飛脚宅配便」で、関東から関西への配送で、60サイズは90円、100サイズは114円の値上げとなる。宅配便のインフラとその品質を維持・向上することを目的に改定するとしている。

佐川急便では2017年の価格改定以降、燃料価格や人件費などのコスト上昇に対し、ITを活用した生産性の向上や輸送ネットワークへの投資、効率化など、さまざまな対策を講じてきたとしている、

一方、現在は、「エネルギーや施設・車両等の価格高騰および労働コストの上昇」「物流の2024年問題に対応した従業員とパートナー企業様の労働環境改善」「顧客ニーズに対応したサービス品質の維持・向上」といった環境変化が起こっているとしている。

このような状況の中、将来的にも継続して安全かつ安定した物流を提供し続けるために、「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃を以下の通り改定するという。 

佐川急便は、これからも、トラック輸送の生産性の向上・効率化と安定的なサービスの提供をするとともに、物流を通じたお客さまへの新たなソリューションの提供を実施していく。