【ネクストブレイク商品】「ペーパーホルダー『ROSSUE』」ティッシュのように片手で使用

樹脂や断熱、非接触事業などを手掛ける東海樹脂加工はこのほど、トイレットペーパーをティッシュのように使えるペーパーホルダーの新商品「ROSSUE(ロッシュ)」を開発した。

 

開発と同時にクラウドファンディングの形で試験的に販売したところ開始4時間で完売した。その後も、問い合わせが続き、増産体制で対応している。

 

「ロッシュ」は約15年前に計画していたアイテム。コロナ禍のタイミングで商品開発を見直した。身内の子育て中の様子を見て、トイレットペーパーをティッシュのように使用できれば、水に流せたりできて便利だろうと考え、具体的に設計して仕上げたという。

 

製品はティッシュペーパーと同じように片手で使うことができるように設計した。ペーパーが簡単に切れる独自のカッター技術を用いた。ペーパーのロールが減っても取り出しに影響が出ないようになっており、同社が長年培ってきた加工技術が生かされている。

 

ペーパーのシングルやダブルなど、紙質に関係なく使うことができる。さまざまなサイズ、芯なしのペーパーでも使用できる。

 

「ロッシュ」に続く新製品を投入する計画で現在準備を進めている。「当社は人の手で製品を作っている。モノづくりを探求し、世に貢献できる製品を作り続けていく」(梅本和彦会長)と話す。

 

同社が展開するECサイト「katateko(カタテコ)」でも23年5月から一般販売を行う予定だという。