ヘア化粧品のミルボン、リアルとデジタルを融合したサロン「Smart Salon」展開 新たなヘアケア購入体験を提供

美容室向けヘア化粧品メーカーのミルボンはこのほど、リアルとデジタルを融合し、美容室での新たなヘアケア購入体験を可能とする「Smart Salon(スマートサロン)」事業をスタートした。事業に賛同する美容室と協働展開するビジネスプロジェクトとなり、1月21日にはMINXworld社の「ヘアサロンMINX」の新店舗「MINX shibuya smart salon」が、全国初の「Smart Salon」としてオープンした。サロンを訪れる利用者に、新しい商品と出会うワクワク感、気になる商品を自ら選ぶ楽しさ、香りやテクスチュアを試せる安心感を提供し、2026年には日本全国100都市への展開を目指す。

ミルボンがスタートした「Smart Salon」は、専門知識を持ったサロンスタッフが寄り添いながら、店頭でもネットでもビューティショッピング体験ができる新しいコンセプトの美容室空間。ミルボンとサロンが協働展開するビジネスプロジェクトとなり、利用者のサロン体験における”ものたりなさ”を解消する。

従来のヘアサロンでは、ヘアデザイナーの卓越した技術と知見に基づいて、顧客とのコミュニケーションによりサロン専売品を提供しているが、ミルボンが実施したヘアケアに関する意識調査によると、美容室で販売されているヘアケア商品について「魅力を感じる」と答えた人は58.9%に上った一方で、美容室で「商品を買いにくい」と答えた人も57.8%いた。買いにくい理由としては、価格の高さに次いで「価格が分からない」(34.3%)、「自分にあうか分からない」(31.2%)、「美容室に行った時にしか買えない」(28.0%)といった声があった。

これらの結果も踏まえ、「使ってみて合わなかったらどうしよう」「効果だけじゃなく香りも比べて選びたい」「今使ってるシャンプーがまだあるし、欲しいのは今じゃない」「値段も確認したうえで、ゆっくり購入検討したい」など、利用者のサロンでの購入体験にはいくつかの買いにくさやものたりなさがあることも事実であるとし、「Smart Salon」では、こうした”買いづらさ”や”ものたりなさ”を解消するコンテンツを提供する。

▲香りから選ぶ楽しさを提供する「KAORIUM 」

デバイスに並んだボトルの中から「いいな」と感じる香りを選んでいくことで、AIが利用者の好みの香りを言語化・診断し、商品を薦めてくれる「KAORIUM (カオリウム)」は、香りを切り口に、商品選びをより楽しくし、新しい出会いも叶える。

▲探して、試せる「DAGASHI」

サンプルサイズの商品が駄菓子屋のように並び、美容師から提案された商品、気になる商品をトライアル価格で購入し、自宅で試すことができる「DAGASHI(ダガシ)」。セット面のタブレットを用いる「Smart Salon Viewer (スマートサロンビューア)​」は、施術で使われるシャンプー・トリートメントやコスメなどの情報を利用者自身で知ることができる。また、ヘアカラーやメイクのシミュレーション、フレグランス診断など利用者を飽きさせないコンテンツを随時拡充し、美容室での施術時間の価値を高める。

▲調べる、見つかる「Smart Salon Viewer」

美容室で対面カウンセリングを受けた人のみが利用できる、オンラインショッピングサービス「milbon:iD」では、お勧めされた商品、気になった商品を自宅でゆっくり検討し、欲しい時にいつでも購入できる。商品の使用方法の確認や、購入履歴の振り返りも可能だ。

▲欲しい時にいつでもどこでも購入できる「milbon:iD」

さらに3月には、お勧めのシャンプー・トリートメントやコスメ、スタイリング方法など、美容師が提案した情報を利用者のスマートフォンに届ける「STYLESTOCK(スタイルストック)」も提供予定となっている。「Smart Salon Viewer」と連携することで、セット面のタブレットで確認することもできる。

▲美容師さんの提案があなたの手元に「STYLESTOCK」

ミルボンは、美容室の新たな”あり方改革”の実現に向けて、美容室を「デジタルとリアルが融合した顧客体験の場」へとしうる「スマートサロン戦略」を推進。賛同した美容室との協働により、2026年には日本全国100都市への「Smart Salon」の展開を目指している。

今後も更なるコンテンツの拡充を行うことで、美容室での新たな体験価値の創出を続けていくとし、美容室が利用者のトータルビューティの起点「ビューティプラットフォーム」となる未来に向けて、今後も取り組んでいく考えを示した。