松下電器元社長の中村邦夫氏が死去

デスク「松下電器産業(現パナソニック ホールディングス)元社長の中村邦夫氏が肺炎のため亡くなったね」

記者「83歳でした。2000年から06年まで社長をつとめた中村氏は、01年度にITバブル崩壊で赤字に陥ると、同社を立て直すため構造改革に着手。終戦直後を除いては初の人員削減にも踏み切り、業績をV字回復。その後は薄型テレビの可能性にかけ、プラズマディスプレイパネルを量産化するなど、『経営理念以外に聖域なし』という信念を貫きました」

デスク「当時は技術の変わり目で各社がこぞって薄型テレビに注力していた頃だね」

記者「ええ。中村氏が社長を退任して数年後、薄型テレビは韓国勢や低価格化の波に飲み込まれ、日本の家電メーカーは軒並み巨額の赤字に陥りました。もちろん、パナソニックも同様です。その意味で、中村氏は、技術の変わり目、時代の変わり目を生きた経営者だったのだと思います」

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