生活家電のシロカ、オンラインストア開設 自社サイトだからこそできる「ダイレクトに顧客の声聞く」

生活家電の製造販売を行うシロカは10月25日、自社のオンラインストアを開設した。製品を購入した顧客向けの会員サービス「シロカクラブ」を同時オープンした。自社の販売網を持つことで、顧客とダイレクトなコミュニケーションを図るのが狙いだ。

同社は「科学的においしい」をコンセプトに製品を開発している。調理過程を細かく数値化した上で、エビデンスを踏まえた製品の価値を発信してきた。

デザイン面では、「顧客視点での使いやすさ」を意識する。エビデンスのある性能がありながら、生活を邪魔しない、使いやすさを持ったデザインで購入者から評価を得ている。

一方で、製品の価値をより深く発信する方法を探ってきた。「量販店や大手ECモールで発信する情報に加えて、より深くブランドの価値を伝えたい。自社サイトであれば、一歩踏み込んだ情報を発信することができる」(経営企画室長・梶桂輔氏)と話す。オンラインショップの開設で、顧客とのダイレクトな接点を持ち、ブランドメッセージを伝えていく。

「買ってもらってからがスタート。購入後にしっかりと使ってもらえるよう、生活の中にシロカ製品があるシーンを発信している」(同)としている。

製品に同封したレシピブックや、オウンドメディア「シロカとワタシ」など、シロカ製品を通じた顧客体験をイメージできる仕組みも用意している。オンラインショップの開設をきっかけに、既存の取り組みを生かしながら、顧客とのつながりを強めたい考えだ。

今後はPRを推し進めながら、オンラインショップと「シロカクラブ」を強化していく方針。「認知度よりも、顧客から好感を得ることが大切。まずは顧客の声を聞きながら、深く長い顧客接点を作れるように取り組みを進めていく」(同)と意気込む。