GARMIN、EC売上は毎年2倍超の成長 YouTube配信や積極的なサポートで着実にファン育成

スポーツやフィットネスに特化したGPS付きのスマートウォッチを販売するガーミンジャパンは、2017年4月からEC展開を開始し、EC売上高は毎年2倍以上伸びているという。ファン作りに成功したことが、事業の急拡大につながっている。

ガーミンは米国で創業したGPS機器メーカー。パーツの製造から販売、サポートまで自社で手掛けている。ECサイトではカテゴリーやシーンに応じて幅広い取扱商品を紹介している。コロナ禍においても製品に対する需要は高く、成長は止まらない。

公式サイトでは、「あなたに合ったガーミンの選び方」というページを設けている。顧客のニーズやシーン別にお薦めの商品を紹介。漫画を活用した商品の紹介コンテンツも用意し、新規顧客の購入を促している。

▲「ガーミン」のECサイト

「公式サイトに選び方のページを設けたので、製品に搭載された多くの機能について知ってもらった上で選んでほしい。”女性のためのスマートウォッチ活用術”という特設ページもある。製品を活用するメリットを感じてもらい、女性客にも購入していただきたい」(EC・マーケティング担当・渡邊明人氏)と言う。

各分野に特化した人をアンバサダーに起用して訴求する、YouTubeチャンネルでの動画配信にも注力している。よりリアルなシチュエーションで製品の魅力を伝える動画を配信し、視聴者の購買意欲を高め、新規顧客の獲得につなげようとしている。新商品の動画により、既存顧客の買い替えを促進したいという狙いもある。

ECサイトでのカスタマーサポートを含め、実店舗でのサポートにも力を注いでいる。

「購入時に分からないことがあれば、その場でサポートチームが対応できる。サポートはECサイトに限らず実店舗にも配属している。そういうサービスは好評で、いい口コミにもつながる。これが公式ならではの安心感だと思う」(同)と話す。

ファン作りを効果的に行うことで、根強いコアな顧客を増やしている。スポーツイベントに協賛する際も、スタッフがイベントに参加し、出場者と同じ目線で商品を説明することもある。

「社員として商品の魅力を理解しているからこそ詳しく伝えられる。購入者の疑問にもすぐに対応し、解決できる」(同)と話す。

スタッフが商品の魅力を発信し、顧客とのコミュニケーションを深めることで成長を継続できている。