「独身の日(W11)」では約4倍の購入 中国Z世代の心をつかむ、月間アクティブユーザー1億人のファッションECアプリ「POIZON」

POIZON global limitedは、MAU(月間アクティブユーザー)が1億人を上回る、ファッションのECアプリ「POIZON」を運営している。同アプリでは、2022年11月に開催された中国最大のショッピングイベント「独身の日(W11、ダブルイレブン)」において、日本の商品が、前年同時期比約4倍のペースで購入されたそうだ。急成長を続けている同社の日本事業責任者・Anan Meng氏に、「W11を踏まえた中国ECの最新事情」「POIZONの特徴」について話を聞いた。

――「POIZON」とは。

「POIZON」は中国発のアプリECで、中国や欧州など世界で展開を行っています。

アプリを起動する月間アクティブユーザー数は約1億人。一日の平均利用者数は、1200万人です。

ユーザーは、中国消費者が中心で、Z世代が非常に多いです。ユーザーの85%が1990年代〜2000年代生まれの若者となっています。

「POIZON」では、スニーカーを中心に、ファッションアイテムなどの販売を行っています。

事業者や個人が「セラー」としてアカウント登録すると、「POIZON」で商品を販売できる仕組みになっています。

<平均顧客単価は4万円>

――中国のZ世代の購買特性を教えてください。

ある調査によれば、中国のZ世代の特徴として、「お金をかけてもユニークな商品や好きなものを手に入れたい」という傾向があるとされています。ブランド品など高価格帯の商品を意欲的に購入しています。

実際、Z世代の消費者が多い当社のプラットフォームにおいても、平均顧客単価は約4万円となっています。

――貴社のW11の実績について教えてください。

今年のW11を振り返ると、市場全体では、成長が停滞しているか、微増だったのではないかと考えています。

そんな中でも、「POIZON」は急成長を実現することができました。日本の商品だけ見ても、昨年のW11に比べて約4倍の購入がありました。

「POIZON」全体でも好調でした。特に購入の多かった商品ジャンルは、①スニーカー②アクセサリー③バッグ④服――でした。

今秋から化粧品や酒類、電化製品などの取り扱いも開始しました。来年からは中古品など、今後取り扱い商品のジャンルを拡大する予定です。

<鑑定サービスを提供>

――「POIZON」の人気の秘訣は。

「POIZON」が中国消費者から選ばれ続けている理由に、「信頼」があると考えています。

鑑定サービスによる信頼

「POIZON」では、製品が本物かどうか鑑定を行う、「鑑定サービス」を提供しています。当社は専門部隊を持っており、数々の真贋鑑定を行ってきました。複数人でのチェック体制や、データベースの構築など、鑑定機能を仕組み化しています。蓄積してきたノウハウ・知見によって、他社が追随できないほど、高い精度での真贋鑑定を実現しています。

高価格帯の商品について、「偽物が届く心配がない」「本物を購入できる」という信頼・安心が、購入につながっています。

さらに、ロックタグ付きの製品を販売しており、消費者の手元に届くまでにすり替えられるなどの盗難の防止対策も講じています。

独自の専用パッケージ

当社の専用パッケージで配送しています。デザイン性の高さや、「本物を購入できる」というブランド力から、パッケージの人気も高いです。

商品を360度確認できる「3D機能」や、オンライン試着ができる「AR機能」など、オンライン上で納得して購入できる最新技術をアプリ内で提供しています。

――日本の事業者は。

日本の商品も非常に人気が高いです。日本からの「セラー」としての登録は、事業者や個人を合わせると約1000以上のアカウントと増加傾向にあります。

現在、日本の事業者の「POIZON」への参加を募っています。

――出品に関わる日本事業者の負担は。

日本の事業者が出品をする場合、初期費用・月額利用料は無料です。

商品が購入された時に、費用が発生します。販売手数料が5%、決済手数料が1%となっています。その他、「日本国内の当社の倉庫までの商品の配送料」や、真贋鑑定などを行う「倉庫操作費用」などは、商品が売れるごとに発生します。

売り上げ金の入金サイクルは、「法人」「個人」で費用が異なります。個人の場合は最短翌日に入金できます。法人でも週単位と月単位の種類があります。当社の入金サイクルについて、「同業界の中では非常に早い」とも言われています 。

――出品作業について教えてください。

日本事業者に必要な作業は、「価格の設定」と「発送」のみです。

商品ページの作成や、商品画像の撮影・商品情報の登録も必要ありません。

出店に興味のある個人・企業には事前に無料で商品に人気があるかどうか事前に精査も行います。

商品が購入された際には、日本の事業者は、日本国内の物流センターに商品を発送すれば、配送作業が完了します。当社で、日本国内倉庫で品質検査と真贋鑑定を行った後、中国消費者への海外配送を行います。

事業者への負担はないため、「登録しないと損」ではないかと考えています。販売チャネルの新規拡大や商機につながっていきます。

日本事業者からのお問い合わせも増えています。ウェブページからの「出店申請」も受け付けています。アプリをダウンロードすることで、「お試し出品」も可能です。

▶POIZONウェブサイト

https://www.poizon.com/?lang=ja

▶POIZONアプリ

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