クイックゲット、10月からクイックコマースのサービス停止 ドライバーへの報酬遅延も

クイックコマース(Qコマース)サービスを提供するクイックゲットが、10月からサービスを停止していることが分かった。メディアプラットフォーム「note(ノート)」の同社公式アカウントでもサービス停止を発表している。委託を受けていたドライバーによると、9月から業務委託報酬の支払いが遅延していたという。

 

公式サイトにサービス停止の理由は記載していない。同社は2022年6月、ベンチャーキャピタルを引受先とした総額3億5000万円の資金調達を実施したばかり。急転直下のサービス停止となった。

 

同社は最短11分で日用品や食品などを配達するQコマース「Quick Get(クイックゲット)」を提供している。サービスの提供エリアは、東京の渋谷区・目黒区・港区の一部地域。比較的高所得層の単身男性や女性、主婦をターゲットとしていた。2019年11月からサービスを提供しており、日本初のQコマースとして注目を集めていた。

コロナに感染した自宅療養者からの注文も増え、2022年4月度の月間売上高は、2021年11月度と比較して約3倍に拡大していた。2022年6月には資金調達を実施し、配送専用店舗を200拠点に拡大し、さらなる事業拡大を見据えていた。

▲「日本ネット経済新聞」のインタビューにも登場していた同社の平塚登馬代表

今回の事業停止について、ある委託ドライバーは、「9月19~25日までの業務委託報酬の遅延があった。10月に入ってから、『LINE』で遅延の謝罪が入り、未払い分を10月7日にまとめて支払うという連絡をもらっていた」と言う。