インシップ、サプリ「ノコギリヤシエキス」に対する広告の差止請求訴訟で勝訴

健康食品などを製造・販売するインシップはこのほど、サプリメント「ノコギリヤシエキス」の広告に対し、適格消費者団体「消費者ネットおかやま」が提訴した訴訟において、自社の主張が全面的に認められたと発表した。岡山地方裁判所は「消費者ネットおかやま」の主張には根拠がないとし、インシップが勝訴した。

「消費者ネットおかやま」は、インシップ製品ノコギリヤシエキスの広告に対し、同サプリメントは医薬品として承認されていないにも関わらず、頻尿の改善という医薬品的な効能効果を表示していることなどが景品表示法5条1号の優良誤認表示にあたるとして、同法30条1項1号に基づき同広告の差し止めを求め、2020年に岡山地方裁判所に訴訟を提訴していた。

同訴訟において「消費者ネットおかやま」は、「ノコギリヤシエキス」の効果を否定する独自の証拠を提出。それに対しインシップは、自社製品「ノコギリヤシエキス」の効果を肯定する証拠を複数提出したところ、7つの証拠が採用された。

岡山地方裁判所は、「有効性等について厳格に審査されて承認を受けた医薬品でさえも、治療効果を否定する試験結果等が存在し得るのである」とし、「ノコギリヤシの頻尿改善効果を肯定する研究報告等も相当数見られるのであるから、ノコギリヤシに、少なくとも個人差のある一定程度の頻尿改善効果が認められる可能性は否定しきれない」と判断を下した。

「ノコギリヤシのヘキサン抽出物を用いた特定製剤である『Permixon』に限らず、他のノコギリヤシについても、頻尿改善効果を肯定する研究報告等が複数存在するのであるから、原告(消費者ネットおかやま)の主張は採用できない」として、インシップ主張が全面的に認められた。

インシップは今回の判決にあたり、「この度は、不本意な裁判に巻き込まれることとなりましたが、無事に勝訴判決を得ることができ、安堵いたしております。ご愛顧いただいているお客様にはご心配と迷惑おかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます」と、顧客への報告と謝罪の意を表明した。

さらに「裁判の判決からも分かるように、インシップは、これまでも真面目に製品づくりに取り組んでおりました。そして、業界最高品質の証である5W1Hという独自の考え方を元に、健康食品業界で唯一インシップだけが製品に関する全ての情報を開示し、これからも正直でありつづけます」との考えを示した。