とっておきや、リピート率70%のおせち料理はTV番組でも取り上げられる人気商品

オージーフーズが展開する食品のECサイト「とっておきや」では、全国から厳選した素材をそろえたおせち料理を販売している。同社は過去25年間、大手通販会社におせち料理を供給してきた実績がある。通販用おせちの供給のノウハウを生かして開発した、独自のおせちの商品力の高さが強みだ。同社の商品は、マツコ・デラックスのテレビ番組でも取り上げられたという。リピート率が、70%に達する商品もあるとしている。

オージーフーズでは2019年、自社で新たに開発したおせちの通販を開始した。大手通販会社に供給しているおせちとは、異なるバリエーションの商品を開発したという。

同社では2019年以前も、独自のおせちの販売を行っていたが、対象は限られた顧客で、カタログを通して細々と販売するにとどまっていたそうだ。コロナ禍で食品通販の需要が高まってきたことから、ECでの販売を強化したという。

同社では、写真撮影や品質管理、物流倉庫の運営などについて、食品通販に特化したノウハウを蓄積しているという。こうしたノウハウを、自社のおせちの通販にフィードバックできる体制を構築しているとしている。

同社の主力のおせち「金のおせち」は、人気の黒豆、ローストビーフ、いくらなど17品目が入った商品だ。

▲主力商品のおせち「金のおせち」と人気のいくら

「金のおせち」は、配送時には素材ごとに小分けで包装されていて、顧客が自宅で盛り付ける仕様になっている。「自宅で盛り付けるのは面倒」という顧客の声もあるというが、素材の鮮度と味を保つため、個包装方式を採用しているという。冷凍すると味が落ちてしまいがちだが、同社では、個包装にすることにより、冷蔵での配送を可能にしているという。

「お客さまからは、『おせちっておいしくない』『百貨店で買ったけれどおいしくなかった』といった声をよく聞く。当社は一品一品の素材を本気で厳選し、生産者とよく交渉した上で仕入れている。そのため、『おせちってこんなにおいしいんだ』という感動の声も聞かれる」(高橋徹社長)と話す。

同社のメイン事業は食品通販の支援だ。おせち料理の消費者への直販を行うことを通して、ユーザーの声を取り込み、商品開発に生かしているという。

「2022年は水産資源が全体的に不良だった。そのため、いくらの調達が難航するなどし、素材の値段も高かった。リピートしてくれるお客さまのためにも、素材の在庫を確保できるよう仕入れの最終調整を行っている」(同)とも話している。