モニタス、1カ月のサブスク利用金額は「3000円未満」が75% サブスク利用実態について調査

モニタスはこのほど、全国20代~30代の独身・有職者を対象に実施した「サブスク利用と支出に関する調査」の結果を公開した。1カ月あたりのサブスク利用金額は約75%の人が3000円未満で、自由裁量所得に占めるサブスク利用金額の割合は2.4%だった。

モニタスが公開した「サブスク利用と支出に関する調査」は、2022年9月2日に、全国20代~30代の独身・有職者2000名対象に実施したもの。

近年、商品やサービスを一定期間利用できる権利に対して料金を支払うサブスクリプション型のサービスを利用する人が増えているとし、さまざまな種類・ジャンルのサブスクが登場するなか、どんなサブスクがどれくらい利用されているのかに迫るべく、支出割合やこれからの課題に焦点を当てた調査を行った。

現在サブスクを「利用している」と答えた人の割合は、48.4%とおよそ半数だった。サブスクを利用している人に「1カ月あたりのサブスクの利用金額」をたずねた問いでは、「500円~1000円未満」が26.9%と最も多く、「1000円~2000円」(25.6%)、「2000円~3000円」(13.5%)と続いた。3000円未満と回答した人が約75%に対し、5000円以上と回答した人は約10%という結果だった。

回答者全体の1カ月あたりの平均自由裁量所得(自由に使えるお金)は5万2580円だった。サブスクの利用金額は1256円で、平均自由裁量所得に占める割合は2.4%となった。一方、対象をサブスク利用者に限定すると、1カ月あたりの自由裁量所得は6万1235円、サブスク利用金額は2659円となり、自由裁量所得に占めるサブスク利用金額の割合は4.3%だった。性年代別に見ると、サブスク利用者においては、20代、30代ともに女性より男性の方が000円ほどサブスク利用金額が大きい傾向にあった。

サブスク利用者に「現在利用しているサブスクの種類」をたずねたところ、利用率が最も高いジャンルは「映画・ドラマ・動画配信」で74.6%だった。次いで「音楽配信」で47.1%と高く、この2つのコンテンツが大部分を占めた。3位以降も「ゲーム」(13.9%)、「本・雑誌・漫画」(13.4%)が続き、現状のサブスクはエンタメ系のコンテンツの利用が主なことが伺える結果となった。ライフスタイルや学習関連などのジャンルは、まだ浸透していないようだとしている。

「サブスクを選ぶ際に重視するポイント」では、「価格の安さ」が38.5%と最も多くの回答を得た。次いで、「サービス、コンテンツの豊富さ」(31.4%)、「サービス機能・品質」(30.3%)が上位にランクインした。サブスクでは、従来のダウンロード課金型に比べてより多くのものが安価に購入可能となっており、価格面だけでなく、コンテンツの「数」や「質」にこだわって選ぶ人も多いようだとしている。一方で、「知名度」や「利用者が多い」など、サブスクの中身とは関係ない抽象的な理由で選ぶ割合は低いことも分かった。

今後新たに利用したいサブスクについては、「ある」と答えた人が60.4%と半数を超えた。新たに利用したいサブスクがあると回答した人に、最も利用したいサブスクにいくらまでなら出せるかをたずねたところ、「500円~1000円未満」が33.8%と最も多く、次いで多かった「1000円~2000円」(28.9%)と合わせ、約60%の人が上限を2000円未満と考えていることがわかった。5000円未満まで対象を広げるとおよそ85%の人が含まれ、5000円以上かけてもよいと考えている人は10%ほどに留まる結果となった。

サブスクを利用していない人に「サブスクを利用しない理由」をたずねた問いでは、「値段が高いから」の意見が19.9%と最多だった。サブスクを選ぶにあたって重視するポイントで最も多かったのも価格面となっており、価格にあった内容・サービスなのかが非常に重要なポイントになっているようだと推察している。

利用しない理由の2位、3位は、「特にメリットを感じない」(17.9%)、「興味を引くものがない」(16.4%)となり、サブスクというコンテンツ自体に魅力を感じていない人も多いことがわかった。また、「利用していなくても固定費がかかる」「知らないうちにお金がかかりそうで怖い」など、サブスクならではの意見も一定数見られた。

モニタスは今回の結果から、現状サブスク市場は、商品やサービスを所有・購入型からサブスク型に提供方式を変えることも含め余地が大きく、カテゴリごとに消費者を理解し、認知・利用のきっかけを作ることができれば、サブスクの市場はさらに大きくなることが予想されるとの見解を示した。