イングリウッド、「三ツ星ファーム」で『食』に参入 SNSやテレビCMで幅広い年代の認知獲得

ソリューション事業を手掛けるイングリウッドは2021年6月から、冷凍総菜のEC事業「三ツ星ファーム」の運営を行っている。

これまでサプリメントやコスメ、アパレルを自社ECで展開してきたが、「食」は初めての分野になる。「一つ一つの業種で勝負をしていきたい」(データテクノロジー事業本部の金澤裕之マネージャー)と、冷凍総菜のサブスクリプションを開始したという。

「三ツ星ファーム」を展開するにあたり、ペルソナ設定を具体的にした。結婚や出産、ビジネスにおいての出世など、生活環境が変わる30~40代の女性に着目。食事を豊かな時間にし、1人暮らしや単身赴任、ライフスタイルなどに重荷を感じている人の「食の楽しみを手助けする」というコンセプトにした。

ブランドの認知度が低い段階でテレビCMを始め、新規顧客獲得につなげた。幅広い年代に認知されるきっかけになったとしている。また、ツイッターによるユーザーの自発的な口コミにより、ユーザーが増えているという。

販売食数は8月29日時点で130万食を突破した。味付けや彩りにこだわると同時に、ボリュームのある食べ応えも意識し、1食当たり220グラムを基準にしている。大きくカットされた野菜はかみ応えもある。

▲具材は大きめで、ボリューム感が特徴

同社はマーケティングや物流など、EC事業の支援を行っている。培ってきたノウハウを生かして「三ツ星ファーム」を始めたが、「新規獲得には苦労したが、予想よりもリピート率は高く、想定外の結果もあった」(同)。

コロナの影響で冷凍食品が改めて注目を集めた。冷凍便によるECサービスはコストがかかるが、購入者が増えていることに、「価値を感じるものに対価を支払う」という消費者の意識や行動を感じているという。

今後は、次世代の食事を提案していく考えで、フードテックにも力を入れていく。サイトの使いやすさや商品の改善も続けていく考えだ。