岡山の理髪店が越境ECで世界に販売!事業立ち上げから成長までの道のりを聞いてみた
インタビューの概要

岡山県で理髪店を営むBarBer & Apparel 中村商店の中村浩茂さんは、従来のデザイン性・耐久性がなく消耗品として扱われるカッティングケープに不満を感じ、より優れた質の高いケープの製作・販売を始めることにします。2014年にWixでネットショップを開設してから、現在では世界中から注文が入っているようです。事業を伸ばされた道のりについて、中村さんに伺いました。

入念な市場調査から世界を見据えて販売を開始

――現在、世界中から注文を受けているとお聞きしました。海外に向けた販売は最初から視野に入れていたのでしょうか?

中村さん:リアルな場で最新の情報を得られる機会が少ない岡山県にいたこともあり、当時からFacebookやInstagram、Pinterest、TwitterといったSNSで世界中の理髪店の情報を集めていました。業界全体のトレンドを見る中で、中村商店を立ち上げてケープを販売し始めた2014年当時、日本の理髪店にはデザイン性のあるケープを利用する習慣があまりなかったのです。

日本国内の市場は小さいことがわかっていたため、最初から海外も視野に入れて販売することに決めます。SNSを活用して世界中に情報を発信したところ、反響を受けて売上が徐々に伸びていきました。

SNSのDMで注文を受けていた創業期

――事業を開始していた頃はどのように販売していたのでしょうか?

中村さん:中村商店を立ち上げたと同時にFacebookのページを作成しました。同時期にInstagramのアカウントを作成します。最初の頃はSNSからダイレクトメッセージで注文を受けていました。お客様から頂いた住所などの情報をスプレッドシートに転記する管理方法で受注処理を行います。

しかし、注文件数が増えるに伴い、FacebookやInstagramからバラバラに入ってくる注文を統合する労力が増えてしまいます。すると、1人が朝から張り付いて対応しても出荷が終わらないほどの業務量になり、加えてミスが出る頻度も増えてしまいました。

とめどなく入る注文に対して出荷を終えることが優先されるため、梱包作業が荒くなっていました。一般的な無地のケープは2,000~4,000円ほどで購入できますが、中村商店のケープは15,000円以上します。お客様には高価な商品を購入いただいているため、おもてなしや気遣いを通した体験に力を入れられるように、ネットショップを作成することを決めたのです。


越境ECがノーコードでできるWixでスマートな運用に

――メッセージ経由で顧客管理から決済まで手動で対応し、それも海外に向けたやり取りとなると想像できないほど大きな負荷がかかっていたように思います。Wixを活用してネットショップを作成していますが、どのような点に魅力を感じたのでしょうか?

中村さん:まず意識したのは決済手段です。海外からの注文にPayPalは外せません。PayPalを導入することで決済を複雑にする必要がないため、多くの国のお客様が苦労せず買い物をできるのです。当時調べた限りでPayPalを活用できるのが、Wixだけだったことが決め手となった理由の1つです。

また、越境ECに対応できるサイトをノーコードで作成できることはWixを選んだもう1つの理由といえます。多言語表示や海外販売の際の消費税計算、お客様がアクセスしている国に合わせた通貨表示など、海外展開する上で必要な機能が備わっています。こういった機能を自前で作成する必要なく、ノーコードで実装できるため制作にかかるコストを削減できるのです。


Barber & Apparel 中村商店 高度な標準機能で業務を自動化

――決済面などの越境EC対応がノーコードで実装できるのは非常に魅力的な点かと思います。現在サイトを運営する中で、おすすめするWixの機能はありますか?

中村さん:Wixは必要な機能を簡単に追加できることが魅力の1つです。アプリを追加することもできますが、私はメルマガやブログなど標準搭載されている機能で運用しています。理髪店を経営しながら中村商店でケープを販売しているため、ネットショップの日々の運用はできるだけ手間を抑えたいと思っています。「Wix ストア」の標準機能だけでも効率的な店舗運営を行う上で十分な機能が備わっているのです。

まず、メルマガでは、カゴ落ちしたお客様に対して当日中にリマインドするメールと、2週間後に割引クーポンを添えたメールを送っています。2通目のメールは特に反応が良く、どちらのメールも手間をかけずに自動で配信することが可能です。

また、販売前や売り切れの商品にリクエストを入れたお客様には、新商品や在庫切れの商品が入荷したタイミングでメールが自動配信されます。こういった自動配信機能はWix ストアを利用していれば標準搭載されているのです。

それ以外に利用している機能としてはブログやアクセス解析が挙げられます。ブログは商品情報の発信も行いますが、個人規模の理髪店向けに業績改善を目指すことを目的に書いている記事が多いです。中村商店のケープは単価が高いため、ブログを読んで売上を伸ばした末に買っていただきたいという想いから書いています。もともと他のブログサイトで更新していましたが、Wixに移動したことで編集作業をしやすくなりました。

アクセス解析は毎週レポートをメールで送れるように設定しました。管理用のダッシュボードへアクセスしなくてもメールで状況がひと目で確認できるので、少ない手間で店舗の状況を把握できるのです。

このように機能追加をしなくても、Wixに元からある機能で自動化が簡単にできるようになり、作業量を大幅に減らすことができています。何からやったらいいかわからない方、時間をかけずに最大限の効果を得たい方は、Wixに標準搭載されている機能から取り組まれると良いと思います。

これからネットショップを始める方へ

――Wixは越境ECやメルマガ、ブログなど初期費用や日々の運用工数を抑えられる機能を月に数千円からのプランで標準搭載されています。最後に、これからWixを活用して、海外を含めてネットショップで物販を始めようと考えている事業者さんにアドバイスを頂くことはできますか。

中村さん:これから始める上で、市場調査と準備が8割だと思っています。スピード感も大事ですが、それ以上に市場をよく調べることが重要です。調査の結果から先の見通しを立てて、具体的なアプローチの方法を考えると良いでしょう。

事業を長期的に継続するためには、販売する商品の市場環境が5年後、10年後でどのように変化するのか予測できるように、情報を広く深くキャッチして、精査しないといけません。少ない情報ではバイアスに引っ張られてしまい、予測の精度が落ちてしまいます。リサーチを元に予測と仮説を立て、自分の事業成長の計画を立ててからふさわしいECサイトを機能面などから考えて作ることが大切です。

私のように早い段階でネットショップを運営し始めた方はライバルが少ない環境にいたため、凝った方法を取らなくても目立ちやすかったと思います。そのため、これから参入する方はより独自性が求められるはずです。お客様に目を引いてもらうための差別化できる工夫を考えて作ることが大切になります。


中村さん:実店舗の内外装にこだわるのと同じくらいのネットショップのクリエイティブにこだわりを持つことです。ページの速度はこだわればこだわるほど重くなってしまうため、クオリティとサイトに入れるコンテンツのバランスは意識しないといけません。また、人員を多く割かないことが大事だと思います。大手はヒト・モノ・カネが揃っていますが、個人事業主や零細企業の場合は、予算を割かずにできることを考えるべきです。

Wixはどんどん自動化できる機能を拡充しています。月々の利用料を支払うだけで、自分たちで開発するには難しい機能が利用できる投資効率がとても良いカートシステムです。新しくEC事業を立ち上げる方におすすめします。

インタビューを通して:少ない費用と労力で越境ECの本格サイトを作れるWix

最初から海外への販売を意識して事業を立ち上げたBarBer & Apparel 中村商店では7つの言語に対応しています。一定の経済水準から購入の対象になり得る国の言語を選んでいるそうです。Wixでは多言語展開をしていても各言語の自動翻訳や現地の検索エンジンに表示されるためのSEO対策も対応できます。

このような越境ECに対して幅広い機能を月額数千円かつノーコードで導入できるサービスは他にはないでしょう。円安の今のタイミングに越境ECを検討している事業者様はぜひWixを検討してみてはいかがでしょうか。

▼Barber & Apparel 中村商店のECサイト
https://www.mandarism.com/

▼Wixでサイトを作成する方はこちら
https://ja.wix.com/html5ja/websitebuilder