『パソナG』竹中平蔵会長が退任 南部靖之代表の子息・真希也氏が取締役昇格へ

パソナグループ会長の竹中平蔵氏が8月19日付で退任することになった。竹中氏は経済財政政策担当大臣や総務大臣などを歴任し、参議院議員を経て、2009年からパソナグループの会長に就任。自らが持つ経済的な知見や人脈を経営に生かそうと、グループ代表である南部靖之氏をサポートしてきた。

 今年の春頃に本人から「就任から10年余が経ち、そろそろ一区切りしたい」(同社関係者)と退任の申し出があったようだ。

 一方、周囲を驚かせたのが、国際業務部長の南部真希也氏が取締役常務執行役員に昇格する人事。真希也氏は創業者・南部靖之氏の子息である。

 真希也氏は1984年生まれの38歳。三菱商事を経て、2008年パソナ入社。13年に執行役員、21年からは常務執行役員となり、海外のグループ会社を統括する立場にあった。今後はパソナグループ本体の常務となる。

 同社は76年に靖之氏が「家庭の主婦の再就職を応援したい」と考え、大学卒業の1ヶ月前に起業したのが始まり。以来、人材ビジネスを中心に、アウトソーシングや淡路島での地方創生など、事業を多角化させることによって成長してきた。

 その靖之氏も今年で70歳。約2年前に東京・大手町から淡路島に本社機能の一部を移転したため、近年は靖之氏も東京より淡路島での生活が多くなっており、今後は真希也氏を含めた後継者探しが進みそうだ。

淡路島に本社機能を移転して1年半の現状は? パソナグループ・南部 靖之代表を直撃!