『サイバーエージェント』 新卒初任給を42万円に引き上げる狙いは?

コロナ禍で、社員の待遇や給与、働き方などを模索する企業が増えている。今回はサイバーエージェントの取り組みに注目。初任給を引き上げる狙いは――。

 

 

デスク「サイバーエージェント(藤田晋社長)が、2023年4月入社の新卒初任給を42万円に引き上げるとか」

記者「ええ。同社ではビジネス、クリエイター、エンジニアの3コースに職種を分類して採用を行ってきました。ビジネスとクリエイターは初任給が一律34万円、エンジニアは37・5万円以上で個人の能力次第という設定でしたが、今回、初任給を42万円に引き上げることで、優秀な人材の獲得につなげたい考えです」

デスク「大卒の新卒初任給の平均は約22万円だから、かなり大胆な引き上げになるね」

記者「はい。ソニーグループやNECでは、すでにデータサイエンティストなど、特殊な技能を持つ人には初任給に差がつく給与体系を導入しています。クリエイターやエンジニアなどの優秀なIT人材は、国境を越えた人材争奪戦が激しくなる一方。このため、今後は業界での横並びや古い慣習にとらわれない給与体系や働き方を模索する企業が増えそうです」

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