新生「Yahoo!ショッピング」の新施策を発表 商品画像に新ルール、プロモーションパッケージの詳細公開

ヤフーは8月1日、今年10月にECモール「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」を統合し、新たに提供を開始する新生「Yahoo!ショッピング」の戦略を出店者に向けて発表した。豊富な品ぞろえに加えて、商品の「探しやすさ」でもナンバー1を目指す。そのため、商品カテゴリーに合わせたサイトデザインへ刷新したり、商品画像登録ガイドラインを制定して商品画像の「見やすさ」を向上する。新たに全店舗に提供を開始する「プロモーションパッケージ」の詳細も公開した。

<商品画像のテキスト占有率は20%以下に>

新たに制定する商品画像登録ガイドラインは、ユーザーにとって「⾒やすい」「誤解させない」商品画像を掲載してもらうために導入するという。ガイドラインの対象となるのは、1枚⽬の商品画像とバリエーション画像(ファッションカテゴリ配下の個別商品コード画像)。

ガイドラインでは、商品画像内にロゴ以外のテキスト要素を記載する場合、その占有率を20%以下とすることを定めた。画像の背景は写真背景や単⾊⽩背景のみを使⽤し、枠線なしにすることを求めている。商品画像は中央に配置し、上下左右5%と左上30%に余白を入れる。左上の余白は「ランキングラベル」が⼊る可能性があるため、空けておく必要があるという。

2023年4⽉頃を⽬安に、ガイドラインの遵守状況をストアパフォーマンスの評価項⽬に追加する計画だ。ガイドラインに反する画像⼊稿に対しては、検索順位の低下や商品⾮表⽰などの不利益措置を予定している。

<「検索露出UP」「プレミアム統計」を提供>

「プロモーションパッケージ」はもともと、「PayPayモール」の出店者に提供していた「検索結果の露出UP」「Yahoo!ショッピング内の出面強化」といった有償の優遇策をバージョンアップして、全店舗に提供するサービスだ。任意で9月以降申し込みが可能で、費用は販売高の3%。

利用店舗は「検索結果の露出UP」などの露出強化に加え、「Yahoo!ショッピング」の市場の実績を基にデータ分析ができる「プレミアム統計」機能を提供する。

「プレミアム統計」では、下記の4種のデータを提供する。

①最安値レポート:取り扱われている商品のモールの最安値価格や適正価格が分かり、価格設定に活用できる

②他ストア流出レポート:自ストアに訪問した顧客が離脱し、他の店舗で購入された商品を確認でき、売り上げの機会損失を防止に役立てることができる

③在庫なしアラートレポート:在庫がない商品のPVと他の店舗への流出数が分かり、売り上げの機会損失と在庫管理に活用できる

④モール内カテゴリ別商品ランキング:市場の売れ筋商品と自社の商品のランキングが分かり、新しい商品の仕入れや伸びしろがある商品の確認に活用できる

さらに販促支援策として、CRMツール「STOREs R∞」を提供する。1つのツールで分析から効果検証まで確認でき、顧客育成に活用できるという。

ヤフーが設けた基準をクリアした「優良店」には、「プロモーションパッケージゴールド特典」として、さらなる集客や販促の支援サービスを提供する。検索画面や商品ページに露出される「優良店」バッジは金色に装飾され、差別化を図ることも可能。「専用ヘルプデスク」や「優良配送遅延のユーザー補償」も提供する。

ヤフーは新生「Yahoo!ショッピング」においても、「PayPayモール」で目指していたプレミアムモールの利点を、「商品画像登録ガイドライン」や「プロモーションパッケージ」などで再現し、ユーザーにとって魅力的な売り場作りを推進する考えのようだ。