知識ゼロから水着ブランドをECで販売できた理由とは? Shopify・スピードロジが熱意を形に
インタビューの概要

女性用水着のブランドである「SISANDI(シサンディ)」は物販経験のない姉妹が理想の水着を作りたいという想いで立ち上げられました。伝えたいブランドの世界観が明確であったことから、Shopifyを利用して自分たちでECサイトを構築されたとのことです。今回は知識ゼロの状態で、EC事業の立ち上げから運営を安定させるまでの流れを代表である姉の谷口詩歩さんに伺いました。

ブランド立ち上げの背景

――まず「SISANDI」を立ち上げた背景について教えていただけますか。

谷口さん:SISANDIはシンプルなデザインの理想的な水着を作りたいという単純な理由から始まりました。日本製の水着はリボンなど、どこかにワンポイント付いていることが多く、シンプルなデザインがあまりなかったのです。海外製に目を向けても質があまり良くなかったり、日本人の体質に合うものが少なかったりと、なかなか満足できる水着に出会えませんでした。なので、完璧なものがないなら自分で作ろうと思ったのです。

また、世の中の流れが体型や人種の差別をなくし、ありのままの自分を愛そうと変わっています。その中で、「盛れる」や「隠せる」といった保守的な表現やブランディングをしている会社が多いことに矛盾を感じていました。そういった背景から、自分の身体に自信を持てるような、着用した人の身体を活かせる水着を作りたいと考えたのです。


SISANDI 谷口詩歩さん

頭の中の商品イメージをまずは形に

――想いを形にするために、水着のデザインや商品化に向けてどのような動きを取ったのでしょうか?

谷口さん:デザインはAdobeのIllustratorで指示書を作成して、裁縫やデザインに関する情報を工場に伝えています。最初は「Illustratorとは?」というところから始まり、YouTubeで勉強をして指示書を作成できるようになりました。商品化するための工場は、たまたま知り合いに経験のある方がいたので繋いでもらいました。

SISANDIを作ろうと思ってから1回目のサンプルが上がってくるまで1年もかかりませんでした。私がオーストラリアに住んでいるため、コロナの影響もありサンプルのやり取り1回で1ヶ月弱かかることもありましたが、工場を紹介してくれた知り合いの手を借りながら、本当に作りたかった水着を生産できる体制が整います。

作りたいサイトをShopifyで実現

――商品ができあがるといよいよ販売についてですね。販売方法についてはどのように考えていたのでしょうか。

谷口さん:実店舗で販売することは視野に入れず、最初からオンラインで販売しようと決めていました。しかし、オンラインで販売するにしても、「そもそもECサイトって何?」というレベルでしたので、どのカートシステムを選ぶべきか情報を収集するところから始まります。イメージに近いサイトを調べると、その多くがShopifyで構築されていました。

結果的に、利用するカートシステムをShopifyに決定します。作りたいサイトのイメージが具体的に固まっていたため、制作会社には依頼せず自分でサイトを構築しました。テンプレートを利用したこともあり、スムーズに作成できたと思います。アプリを入れたり、特別な機能を入れなかったりしたことも理由でしょう。それでも、ECサイトとして十分な機能を果たすのがShopifyの魅力ですね。


テンプレートを利用してサイトを作成した

バックヤード業務のパートナー探しは慎重に10社比較検討

――実際にサイトを拝見すると未経験の方が作ったとは思えない完成度で驚きました。受注対応や物流業務などバックヤードの業務はどのように運用しているのでしょうか?

谷口さん:バックヤード業務についてはShopifyを利用すると決めてからすぐにパートナーを探し始めました。私がオーストラリアにいるため、日本国内で販売する上で物流業務を対応するのは困難です。また、知り合いから「物流は後から倉庫を移動するのが大変だから慎重に選んだほうが良い」と言われたこともあり、Shopifyと連携の相性が良い企業を中心に10社ほどお話を伺いました。

10社の比較から決まったスピードロジの魅力とは

――10社もお話しされたのですね。物流業務を委託する上での条件や決め手になったポイントがあれば教えていただけますか。

谷口さん:お話を伺う上で、4つの条件を決めていました。具体的な内容はShopifyと連携しているか、オリジナルの梱包資材が使えるか、ノベルティの同封が可能か、その3つの条件を満たした上で価格が安いかどうかです。

様々な企業様から見積もりを取ったり、詳細を伺ったりする中で、Shopifyについてわからないことが多い企業様や物流とは関係ないオプションの案内をされる企業様など、求めている形とは違うことがありました。結果として、トランスコスモス様の「スピードロジ」に依頼をすることになります。

決め手の1つはわかりやすい料金体系です。多くの企業様では商品の個数やサイズに応じて保管料が変化するため、導入前に具体的な費用を試算しづらい中で、スピードロジの保管料はパレット単位で定まっています。配送料金やピッキング料など、それ以外の料金も明確であるため、売上に対するコストを明確にできたことが大きいです。

それ以上に決定的な点はスピードロジの「人」です。打ち合わせや業務連絡をすると人柄が出てきます。スピードロジの星田さんと石毛さんには、物流だけでなくShopifyの初期設定など立ち上げに必要な内容全般を細かく打ち合わせの中で教えていただきました。また、実は契約を結ぶ前からかなりの数の質問をしていたのですが、その都度スピーディに快く回答いただけたのです。

私自身、お二人の手厚いサポートに大変お世話になっているので、配送量を増やしてスピードロジに恩返しできるよう、このチームの為に頑張ろう!迷惑をかけないように知識をつけよう!とモチベーションにもなっていて、こういった関係をお仕事上で築くことができたことは貴重だと思っています。


スピードロジでは企業規模に関わらずShopify利用者の物流業務を包括的に支援

ブランド立ち上げからShopify全般の相談が可能なスピードロジ

スケジュールの作成からサイトとの連携までスムーズに支援

――サイトを開設する以前からスピードロジとともに運用体制を構築したかと思いますが、具体的にどのようなにやり取りを進めたのでしょうか?

谷口さん:当初、ECサイトのバックヤード業務をあまり具体的にイメージできていませんでした。スピードロジとの打ち合わせで、そのことをお伝えしたところスケジュールを作成いただけたのです。実際にサイトをオープンするまでに動きが現実的になり、とても助かったと思っています。

具体的なやり取りの中身をお伝えすると、Shopifyの設定と商品を管理・配送するまでの調整に分けられます。

Shopifyの設定は送料や販売先(海外への販売可否)、商品入庫時の情報登録など私が決めることや対応することはそこまで多くはありませんでした。Shopifyとスピードロジの倉庫管理システム(WMS)を連携する作業はスピードロジで対応いただけます。

バーコード管理やテスト出荷を通した顧客視点のアドバイス

谷口さん:並行して商品の管理や配送に関する調整を行います。スピードロジからのアドバイスで正確な在庫数管理をするために商品にバーコードを付けました。作成したバーコードが問題なく読み込めるかテストしていただいてから搬入をします。バーコードを付けるとスピードロジ専用のShopifyアプリから在庫状況がリアルタイムで確認ができるようになります。また、販売商品ではないオリジナルの梱包資材やバーコードが付いていないノベルティの在庫数もアプリで確認できるのは魅力的です。


Shopifyアプリ「スピードロジ」で在庫状況を即時確認

谷口さん:最終的に準備が整った段階で、スピードロジからの提案でテスト出荷を行いました。商品がお客様の手元に届いたときにテンションが上がるよう、オリジナルの梱包資材を用意しています。テスト出荷によって実際にお客様になった気持ちで商品を受け取り、開封をする流れまでチェックできたのは安心でした。

水着は上下セットでお買い求めいただくことが多く、最大で2セットまではオリジナルの資材(60サイズ)に入れてお送りしています。それ以上のサイズの場合はスピードロジでご用意いただいている標準の資材でお送りすることも話し合いの中で決めていました。


Instagramに掲載されるオリジナルの梱包資材と商品

――スピードロジと密なコミュニケーションを取っていたことがお話から伺えました。無事テスト出荷が完了し、今は安定してバックヤード業務を委託できているかと思います。最後にSISANDIの今後の展開をどのようにお考えか教えていただけますか?

谷口さん:使っていただける年齢層を広げていきたいと思っています。あくまでシンプルな商品を作ることから始まったため、商品のカラー展開は柄物ではなく、シンプルなカラー展開で進める予定です。また、現在はセパレートのビキニだけですが、ワンピース型など水着のバリエーションを増やせるように動いています。

徐々にお客様から応援のメッセージを頂く機会が増えているので、直接お会いしたいと思っています。なので、オフラインで接触する機会を持てるようにポップアップストアを実施する予定です。

インタビューを通して:知識ゼロ・未経験から想いを形にするハングリー精神

谷口さんは、「これを作ろう!」と心に決めてからサンプルを作成するまで1年かからなかったとのことです。自分が欲しいと思う水着を具体的な世界観までイメージできていたことが、スピード感を持って形にできた理由かもしれないと谷口さんはお話していました。

支援に入っているスピードロジの石毛さんは「谷口さんは当事者意識があるからこそ、頂く質問はブランドの立ち上げに向けた明確な課題であることがよくわかりました。課題を1つずつクリアにする上で、弊社からの回答にもレスポンスが早く、やる気に満ち溢れていることが伝わってきたので、伴走していることに喜びを感じています」とお話していました。

Shopify専門のフルフィルメントサービスであるスピードロジは個人事業主から大手企業まで手広く門戸を開いています。物流を中心にバックヤード業務に不安を感じている事業者様はぜひ相談してみてはいかがでしょうか。

▼SISANDIのECサイト
https://sisandi.store/

▼Shopify(ショッピファイ)専門の物流代行サービス「スピードロジ」
https://transcosmos-ecx.jp/service/speedlogi
https://speed-logi.com/

▼スピードロジのサービス説明資料ダウンロードはこちら
▼スピードロジへのお問い合わせはこちら