世界初の「経血量を計測できる吸水ショーツ」を共同開発 Be-A Japanとミツフジが業務提携

Be-A Japanとミツフジはこのほど、業務提携契約を締結し、フェムテック市場の拡大と女性の健康課題の解決を目的とした新プロジェクト「経血量を計測できる吸水ショーツ」の共同開発を行うと発表した。女性のためのショーツ型ウェアラブルデバイスの開発は、世界初の試みとなる。これに伴い、両社および、福島県川俣町との3者協定を締結し、川俣町の協力を得ながらプロジェクトの実用化に向けた取り組みを推進する。

Be-A Japanは、「Girls be ambitious. 望めば変わる。人生も、世界も。」をコンセプトに掲げ、女性をはじめ、すべての人の心身の健康と活躍を応援。不便を感じることの多かったサニタリーライフにおいて、その期間のニーズに寄り添う高い機能性を備えた新たな選択肢として、超吸収型サニタリーショーツブランド 「Bé-A(ベア)」を提案している。

一方ミツフジは、導電性に優れた銀繊維をセンサーとした、着るだけで体の状態が分かるウェアラブル デバイスを展開。デバイスから取得した連続した正確なバイタルデータと、そのデータを解析するアルゴリズム開発に特化し、従業員の安全管理、幼児や高 齢者の見守り、自治体での健康促進事業などの社会課題の解決に向けた次世代 のヘルスケアニーズに対応した製品開発を行っている。

このほど両社は業務提携契約を締結し、6月23日、AOYAMA GRAND HALLにおいて、業務提携および新プロジェクトの発表を行った。「経血量を計測できる吸水ショーツ」を共同開発し、フェムテック市場の拡大と女性の健康課題の解決を目指すとし、Be-A Japan代表取締役CEO 髙橋氏とミツフジ代表取締役社長 三寺氏がプロジェクトにかける熱い思いを述べた。

【​「経血量を計測できる吸水ショーツ」 プロジェクト概要】

吸水ショーツカテゴリにおいて、経血量が測定できるショーツは世界でも前例がなく、女性のためのショーツ型ウェアラブルデバイスの開発は世界初の取り組みとなる。ショーツという計測デバイスの形状であることにより、 通常の下着と同じ感覚で着用することができ、継続的な計測とデータの蓄積が可能になるとしている。

経血量を客観的な指標で継続的に測ることで、個人の体調把握に役立てることができる。また、月経過多をはじめとする女性特有の疾患が潜む症状に気づくことができ、女性疾患の早期発見や、女性自身の健康への意識改革にもつながる。さらに地域や人種、体型、生活環境などさまざまな背景を持つ女性の経血量が継続的に測定されビッグデータとして蓄積されることで、医学的発見や新たな医療分野への貢献になど未知な可能性を秘めている。

プロジェクトに伴い、福島県に支店を設立したBe-A Japan、福島県にイノベーションラボの拠点として工場を持つミツフジ、福島県川俣町との3者協定を締結。川俣町の協力を得ながらプロジェクトの実用化に向けて取り組みを進めていくとしている。

経済産業省によると、日本における女性特有の月経随伴症状による年間の労働損失は4911億円、社会経済的負担は総額6828億円に及ぶと試算されている。女性従業員の約5割が、女性特有の健康課題などにより職場で困った経験があると回答しており、その多くが月経痛や月経前症候群によるものと、生理の課題は社会に与えるインパクトも無視できない、世の中全体の問題となっている。

これまで日本では「経血量を測定」した最新のデータは15年前となる。180人超の使用済みナプキンを測定するという比較的原始的な方法だったとされており、必要性が謳われながら、技術的にも実現が困難であった。晩婚化や初産の高齢化により、生涯に経験する生理の回数が大幅に増えた昨今、生理を新しい視点で捉えるための「経血量を計測できる吸水ショーツ」の価値がますます高まっているのではないかとしている。女性の QOLを高める吸水ショーツから、さらに1歩進み、正確かつ継続的に経血量を測る製品が誕生することについて、世界的な快挙であるとの考えを示した。

同プロジェクトは、想いを共にし、運命ともいえる出会いを果たしたBé-A Japanとミツフジのタッグにり発足したものとなる。両社の想いと技術を結集し、早い段階で病気の予測ができるウェアラブル製品を健康で幸せに生きていくためのフェムテックとして発展させていくこと、日本の女性、いずれは世界の女性たちの人生へ貢献していくことを使命とし、推進していくとしている。