海産物販売の「魚太郎」、元料理長や元バイヤーが商品選定 鮮度の高い魚を販売しファン獲得に

海産物販売の魚太郎は、商品の選定に強いこだわりを持っている。漁師や料亭の料理長経験のある仕入れ担当の目利きを生かし、鮮度の高い海産物を販売している。高い商品力を維持することで、リピート顧客が拡大しているという。

 

同社は2019年、ECサイトを本格展開する際に、競合他社を調査した。海産物を販売する通販企業から、多数の商品を取り寄せて、鮮度や配送方法などを調べた。

 

「いろいろな視点で当社が勝てるところはどこかを分析した。その結果、当社は仕入れ担当の『商品を選別する目』なら優位に立てると感じた」(営業推進部・内野友美氏)と話す。

▲営業推進部・内野友美氏

鮮度の高い魚は、魚自体にハリや厚みがある。マダイの場合は、赤黒い色は鮮度が低い。ピンク色やオレンジ色のように明るい色で、肩から背中全体に丸みがある状態が最もおいしいという。仕入れ担当者は、漁師や大手スーパーストアのバイヤー、料亭の料理長などを経験してきた人材が担当している。

現在(2022年5月時点)では、鮮度の高い魚を販売することで、リピーターが増えている。コロナ禍の巣ごもり需要も追い風となり、2022年3月期の通販売上高は、前期比10%増となった。

 

長年書き続けているブログもECサイトの集客に貢献している。「魚太郎ピチピチブログ」というブログで、旬の魚や調理方法などを紹介してきた。沖ギスを野菜カレースープに入れるなど、意外な料理に合うことも紹介したという。

 

「前任者がいないため詳細は不明だが、数多く記事を書くこと、顧客が必要な情報を逆算して掲載すること、旬の魚を紹介したりすることが、自然検索で上位に上がる秘訣だろう」(同)と述べる。

「魚太郎」

https://www.uotaro-shop.com/