沖縄ヤマト運輸、「国際通り商店街 公式オンラインショップ」開設 あしびかんぱにー運営の「バーチャルOKINAWA」に

離れた場所から沖縄を体感できる「バーチャルOKINAWA」を運営するあしびかんぱにーと沖縄ヤマト運輸は4月12日、「バーチャルOKINAWA」内の「バーチャル国際通り」に、「国際通り商店街 公式オンラインショップ」を開設した。複数店舗で購入した沖縄の名産品を全国に一括配送し、新型コロナウイルス感染症により経済的な影響を受けている那覇国際通り商店街の活性化を目指す。

あしびかんぱにーの運営する「バーチャルOKINAWA」は、コロナ禍で訪れることが難しくなっても沖縄を体感してもらうことを目的にスタートしたプロジェクト。2021年2月にクラウドファンディングを実施し、那覇国際通り商店街をはじめ、様々な沖縄内企業、団体の協力を得て公開した「バーチャルOKINAWA」は、その中でしか味わえない「国際通りエリア」の空間を体験できる。4月26日には沖縄の世界遺産「首里城エリア」も展開。さらに深く沖縄を体感できるよう、沖縄の伝統的なエイサーなどのイベントやエンターテインメントライブ、観光体験やバーチャル空間を利用した様々なイベントを展開予定としている。

あしびかんぱにーと沖縄ヤマト運輸はこのほど、「バーチャルOKINAWA」内の「バーチャル国際通り」に、「国際通り商店街 公式オンラインショップ」を開設した。バーチャル店舗での商品受注後は、沖縄ヤマト運輸が対象商品を店舗まで集荷に出向く。その後「サザンゲート」において各種帳票発行、検品、梱包などを含む一連の物流業務を行い、まとめて配送する仕組み。公式オンラインショップに参画するテナントは、販売アイテムを登録するだけで、発送作業などの煩わしい周辺業務から解放され、接客業務などの本業に注力できる。一方、利用者は、国際通り商店街の複数の店舗から沖縄の名産品をまとめて購入でき、一括配送で受け取ることができる。

▲国際通り商店街公式オンラインショップの運用イメージ

新型コロナウイルス感染症の影響により観光客数が大きく減少した沖縄県は、2020年度の観光収入が前年度比64.7%減と大幅に減少。沖縄観光の入り口ともいえる那覇国際通り商店街でも、閉業を余儀なくされる店舗が増えており、新たな販路創出や収益構造の改革が喫緊の課題となっている。

あしびかんぱにーは、沖縄のバーチャルタレント「根間うい(ねまうい)」を生み出し、「バーチャルOKINAWA」を運営するなど、沖縄発のメタバース企業として新たな体感体験を提供し、地域活性化や観光支援に繋がる取り組みを推進している。一方、沖縄ヤマト運輸は、県内において宅急便事業だけでなく、物流を通じた企業の経営課題を解決するパートナーとして、サプライチェーン全体の物流効率化や在庫最適化、販売促進施策の提案など様々な支援を行っている。

両社は、那覇国際通り商店街の活性化と持続的な発展に向け、デジタル技術やEコマースを活用した販路拡大支援、サプライチェーン全体のDX化や最適化を図るための共同プロジェクトを開始し、「国際通り商店街 公式オンラインショップ」の開設は、その取り組みの第1弾となる。

今後さらに新たなプロジェクトを企画し、リアルとバーチャル双方で同商店街を訪れる顧客の満足度向上を図っていくとしている。同商店街における物流DXを推進することで、商店街の発展、さらに沖縄全体の発展に寄与していく考えを示した。