自分だけのオンライン書店を開設できる「BOOKSTORES.jp」をリリース 在庫持たずに必要な分だけ印刷・製本が可能

セルンは4月1日、誰でも無料でオンライン書店を開設できるサービス「BOOKSTORES.jp」を正式リリースした。プリントオンデマンドの活用により在庫を持たずにWeb上での書籍販売を可能にし、「必要な時に、必要な分だけ、本が売れる、作れる、届けられる」サービスを目指す。

セルンは、オンライン書店サービス「BOOKSTORES.jp」を4月1日に正式リリースした。プリントオンデマンドを活用することで、印刷データを格納するだけで、在庫を持たずにWeb上で書籍が販売できるサービスとなる。

簡単な情報入力と商品登録を行うことで、ノーコードで簡単にECサイトを開設なうえ、印刷可能なPDFデータを入稿すれば、受注・印刷製本・決済・発送までをワンストップで任せることができる。サイトへの登録料やシステム利用料など、初期費用や管理費用は0円。売れた分だけ印刷製本を行うPODのため、在庫保管費用などのランニングコストもかからず、コストをかけずに利用を開始することが可能だ。

最低ロットはなく、受注後1冊から印刷・製本が可能なため、1冊単位の注文にはもちろん、100冊、1000冊以上といった中ロット、大ロットの印刷製本にも対応。入稿時の印刷データを利用し、著者文、自社保有分、実店舗への配本分も依頼することができる。データ作成にも対応しており、印刷データ作成に加え、FIX型・リフロー型問わず、電子配信用データ(EPUBデータ)の作成も受け付ける。データがなくても底本のスキャンからデータを作成するとしている。

また、今後は、店舗型の書店が必要な時に必要な分だけ本を仕入れることができる「卸購入」。他ECショップと連携し、出品場所を選ばずにサービスの利用を可能にする「ヘッドレスコマース」。購入者により近い立地で印刷・製本し、輸送コストとワークシェアリングを実現する「地産地消」。コンテンツデータのワンソースマルチユースを実現するデータベース「コンテンツクラウド」のサービス展開を行うとしている。

サービスの開始に際しセルンは、同社の思いとして「未来の子供たちのために知識と感動を残す」「紙とデジタルの壁を壊す」「大量生産・大量消費からの脱却」を挙げた。印刷をしても、流通の都合により貴重な資料が多く絶版・重版未定になっているとし、プリントオンデマンドやデータ化技術を用いて、それらを未来に残していくことができる世界を目指すとしている。

紙の書籍と電子書籍にはそれぞれの特徴・強みがあるとし、そのどちらも否定することなく、IPファーストで双方の強みを活かしながらコンテンツを提供し、ステークスホルダーが最大の利益を出せる新しい仕組みを作る。限りある資源・地球環境を守ることは、企業にとって非常に大きな責任となるとし、需要に応じた生産により資源を大切にし、地産地消によりCO2排出量を減らしていくことで、持続可能な成長を実現できるとの考えを示した。