清水建設は28日、ベンチャー企業のベルウクリエイティブ社と協業し、清水建設が展開する建物OS「DX-Core」のセキュリティ診断システムを共同開発したことを発表した。システムは、米国国立標準技術研究所のサイバーセキュリティフレームワークなど約700項目のガイドラインやDX-Core利用環境をクラウドから診断するソフトで構成され、内閣サイバーセキュリティセンター・サイバーセキュリティ協議会一員のベルウクリエイティブと共同で開発。保守サービスのオプションとして提供され、利用料は10万円/1万平方メートル程度になる。

清水建設が展開する建物OS「DX-Core」は、建築設備やIoTデバイス、アプリケーション連携を可能とする基盤システムで、APIを介して接続することで入退場ゲート、監視カメラや照明、空。調やエレベーターなど幅広い連携が可能になる。昨年8月に東京・豊洲地区で竣工した大規模賃貸オフィスビル「メブクス豊洲」で実装(ニュースリリース)している。