【インタビュー】Botify Japan 島田英紀代表「世界的メーカーなど500社以上が導入したSEOソリューション」

SEOプラットフォームを運営するBotify(ボディファイ)は2021年10月、日本に上陸した。Botifyは、米国で大手スポーツメーカーや世界的大手ECサイト、大手旅行サイトなど500社以上が導入するSEOソリューションを提供している。Botifyのソリューションを導入したメーカーでは、システムが提案した、SEOの最適化によって、オーガニック検索の流入が25%増加し、収益が倍増した事例もあるとしている。Botify Japanの島田英紀社長に、コロナ禍のSEOや、EC市場の変化、Botifyが提供するソリューションについて聞いた。

 

広告経由の流入は10%

――コロナ以降のSEOについて、教えてほしい。

2020年の日本国内のEC市場の規模は約20兆円だった。それが、2024年には28兆円の市場になるといわれている。EC市場の売り上げのうち、広告経由のものは、全体の10%程度だと言われている。つまり、集客手段において、広告と同時にSEOを重視すべきだということが分かる。

世界全体で、1秒あたり約8万回、検索エンジンでのキーワード検索が行われているといわれている。そのうち、15%が、今まで検索されたことがない、新しい言葉の組み合わせで検索されていることも分かっている。

多くのECサイトについて、SEOと売り上げの関連性を見ると、ECサイトの購入者の約83%が、商品の購入前に、何らかの検索エンジンを使っていることが分かった。また、最終的に購入に至った人の中の35%が、検索結果から流入しているということも分かっている。

こうしたことから、EC事業者にとって、検索対策やSEO対策が、いかに重要かが分かるはずだ。

Googleのアルゴリズムに沿う

――SEO対策では何が重要なのか?

検索エンジンがGoogleであれば、Googleのアルゴリズムに沿うことが最も重要だ。近年、Googleは、人間の理解のしやすさに沿ったクローリングをするようになっている。20年前の検索アルゴリズムよりも、もっと深い領域に達している。

ECサイトのSEOの最適化を行う際、サイトのページがGoogleから認識されることが重要だ。Googleが認識して初めて、最終的に検索結果のインデックスに反映される。当社が調べたところ、調査対象の無数のページの内、50%が、インデックスの対象外になっていることが分かった。また、調査対象の23%しか、有効なトラフィックを生んでいないということも分かった。

当社が提供するSEOソリューションの「Botify」を導入することで、Googleのクローリングにしっかり反映されるようになる。

 

検索流入が25%増加

――「Bodify」の機能と事例について知りたい。

まず、「Botify」を導入すると、Google Analytics(GA)のデータを機械学習する。そこで、ECサイト内のどのページがGoogleのクローリングから外れていているのかを可視化する。さらに、どのページが実際にインデックス化されていて、検索結果にランキングされ、その後コンバージョンに至っているかを確認することができる。

分析機能も搭載している。クローリングから落ちているページがなぜ落ちているのかを、GAのデータから分析し、解決方法を提案してくれる。機械が解決方法を提案してくれるのだ。そのため、ECサイトの運営担当者は、解決方法を検討する時間を大幅に短縮できる。

あるスポーツブランドのECサイトの事例では、ECサイトに「Botify」を導入したところ、Javascriptで書かれているページが多いことが分かった。そのため、表示に時間がかかるページが多数あったことが分かったのだ。既に存在しない商品のページが多数あったことも分かった。

「Bodify」の分析結果を基に、表示速度の遅いページや商品ページの整理を行ったところ、Googleのクローリング結果に反映され、オーガニック検索からの流入が、導入前と比較して25%向上した。検索経由の売り上げも倍増した。

――Botify Japanの今後の展開は?

1月から、複数社と代理店契約を結んだ。日本で「Botify」の販売を加速させていく予定だ。今後、日本を皮切りに、インドネシアやインド、シンガポールなどに拠点を設け、Botifyをアジア各国で展開していく予定だ。