【新しい資本主義】柳澤大輔・カヤックCEOが「地域資本主義」で目指すもの

2018年から『地域資本主義』を提唱

 現在の資本主義のシステムが人の幸せとリンクしていないと感じている人は多いと思います。

 カヤックは2014年に上場し、成長も合理性も大切にした経営をしています。一方で、創業時から名乗っている「面白法人」として、経済合理性だけでは測定できない価値も大切にしています。その一例が2002年に本社を鎌倉に移したことです。オフィスに特化した街・東京に本社を置くことは〝満員電車〟が象徴するように個人の幸せを犠牲にした経済合理性で成り立っていると感じたからです。

 また、カヤックは2018年から「地域資本主義」を提唱しています。「地域経済資本」「地域社会資本」「地域環境資本」の3つの資本をバランスよく増やすことが、地域の多様性を保ち、持続的な成長の実現につながるのではないかという考え方です。

 IT企業は変化し続けることが重要だと考えているので、「資本主義を変える」という取り組みに加え、後継者の育成や組織づくりに向けて、しっかり取り組んでいきたいと思っています。

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